という記事が面白かったです
ハンモックに寝ていて落ちて大怪我をして
入院中に政権の座から降ろされたのに
気づかせないため、周りが演技していた話
など、過去にも色々面白い話がありました
今回の話はメルマガから以下、引用
「ナウル共和国」
こんばんは。本日は昨日の続き、アホウドリのおかげで一時は「世界でもっとも裕福な国」になったナウル共和国のお話、ぼすみんです。
羽毛を取るため乱獲され、今でこそ絶滅危惧種となったアホウドリですが、昔はきっとおびただしい数がいたのでしょう。
太平洋南西部に浮かぶ島国・ナウル共和国は、バチカン市国・モナコ公国に次いで世界で三番目に面積の小さな国ですが、ここの国土は実に独特。一体どれほどの年月を経てそうなったのか
は分かりませんが、ここはなんとサンゴ礁の上にアホウドリの糞が堆積してできた島。すなわちナウルは、アホウドリの糞でできた国なのです。
この島に渡ってきた人々は魚を取ったりしながら自給自足の生活をしていたようですが、国土から豊富なリン鉱石が取れることが判明して状況一変。アホウドリの糞が長い年月を経て「糞化石質リン鉱石」に変化したわけですが、これが良質な化学肥料の原料になるってことで、先進国から引く手あまた。
リン鉱石の輸出で、ナウルは一気に金持ち国家に変身します。儲けたお金は約1万人の国民全員に還元されることとなったので、1970~80年代のナウルはまさにパラダイス、この世に現れたユートピア!
まず特筆すべきは国民全員に支給される年金、つまり事実上のベーシック・インカム。子供から大人まで、働かずして政府からお金が貰えます。そのうえ税金もないうえに、医療費も無料、学校に通うのも無料、水道や電気代だって無料です。極め付けは結婚すれば無料で与えられる2LDKの新居。国民は働かなくても悠々自適、快適に暮らしていけるわけですから、こうなると誰も働きません。この島でレストランや商店を営んで働いてるのはみんな外国人労働者、当のナウル国民はほとんどが無職という状態に!
しかし、そんな夢のような日々も長いことは続きません。物には限りがあるもので、それはナウル国民の生活を支えてくれたリン鉱石もまた然り。栄枯盛衰とはこのことか、唯一の輸出品・リン鉱石をほぼ採掘し尽くしちゃったナウルは世界一の金持ち国家から一転、現在では最貧国レベルに転落。ベーシック・インカム制度なども当然破綻、バブル期に買い漁った海外不動産投資も見事に失敗、金融立国を目指して作った銀行も早々に破綻・・・。バブルがはじけて八方ふさがりといったとこですが、裕福だった時代に贅沢三昧していたせいでナウルは未だに肥満度世界一!国民の大半が糖尿病を患ってるのも頭の痛い問題だとか。
ナウル共和国の歴史は私たちに数多くの教訓を与えてくれますが、個人的に一番勉強になったのは「アホウドリの糞はお金になる」ということです。野心溢れる皆さまは今すぐ無人島を買い取って、アホウドリの繁殖にGo!ま、糞がリン鉱石化するのにどれぐらいの年月かかり、投資を回収できるのは何万年後になるのか分かりませんが。