こんにちは。琉球大学工学部、水泳部所属、吉田光成です。
10/5に招待スプリントがありました! 生の塩浦さんや大橋さんなどの有名選手が見れて楽しかったです!もしかしたら一緒の組になるかも!!と思っていましたが、慣れなくて残念でした〜。
さりとて、今日の練習メニューは200m×4本。地獄です。2本目で肺が泣いてました。問題は3本目。ターンした瞬間、突然目の前がピカッと光って、
次の瞬間――
空、紫。水、赤。隣のレーンにいたはずのよしき先輩が、魚人になってる。どう見ても異世界でした。信じたくないけど、空飛ぶクラゲがこっち見てニヤリとしてました。本当に意味がわからない
「ターンからの異世界転生」とか、ラノベ界隈でも聞いたことない。
なぜ俺。しかも水着で。ゴーグルもしたまま。
とりあえず状況把握しようと立ち上がろうとしたけど、足元がゼリーみたいな水。溺れはしないけど、ヌルヌルしてて落ち着かない。
そしたらどこからともなく金髪エルフ(女)が現れて言いました。
「ようこそ、伝説のスイマーよ」
違う。俺はただの週3泳いでる大学生だ。大会でも15m違反して失格した。 でも彼女は真剣でした。
「この世界は“泳力”で全てが決まります。王都が敵国に押し流されようとしているのです。どうか、あなたのターンで世界を救ってください!」
無茶言うな。俺のターンなんていつも壁スカしてるんだぞ。でも断る間もなく、連れていかれました。
到着したのは、空に浮かぶ巨大プール。名前は「天空アクアリーナ」。かっこいいけど意味わからん。試合開始。
相手は魔王。なんと8本の腕で同時にバタフライしてくる化け物。なんかもう勝てる気がしない。が、エルフが耳元で囁いた。
「あなたなら、“吉田ターン”を極められるはず…」俺そんな技知らん。でもその瞬間、体が勝手に動きました。壁に向かってクルンと回転っっからの空中三回転フルツイストスピンターン。完全に物理法則無視。でも魔王のバタフライから繰り出されるハイストロークビームを華麗に交わす俺の洗濯機のようなターン。そして俺の回転した体からサイクロンタームストロノームが発射され王の息継ぎした時の顔面に直撃!これが吉田ターンとして、語り継がれる伝説となった、、、
勝ちました。なぜか。拍手喝采。エルフが泣いてました。謎のトロフィー「水泳の神」を授与され、そのまま壁をタッチして帰還。気づいたら、琉球大学のプールでした。 かのんに
「なにサボってんだ!」
と怒られたけど、 俺は心の中で叫んだ。
「俺、水泳の神なんだよねっ」
それではまた来週。吉田光成でした。
次のブログ作成者は吉田ルーレットによりソウマくんに決定です。
