「うちなーぐち」とは、沖縄の方言のこと
外国語と似ているのは発音と、イントネーションだけではなかったのです
そんな沖縄方言について、お話したいと思います
【男ことば】と【女ことば】
沖縄方言の会話には、【男ことば】と【女ことば】があります。
特に、お年寄りや目上の方と話をするときには、男性は男らしく、女性は女らしく話をします。
そして、それが丁寧な言葉使いにもなるのです
それでは、【男ことば】とは、また【女ことば】とはいったいどのようなことなのでしょうか
それは、会話を交わすときの語尾に特徴があるのです
まず、男ことばは会話の語尾に《さい》という二文字を付けて話します。
これによって、力強い男らしい表現になります
また、女性の場合には同じく語尾に《たい》という言葉を付けて話します。
これで、より女性らしいおっとりとした柔らかな感じのする言葉使いになるのです
例えば、「お元気でしたか」を方言で話す場合…
男性は『ちゃーがんじゅうやいびぃーんやーさい』
女性は『ちゃーがんじゅうやいびぃーんやーたい』
と表現されます。
このような言葉使いで会話をすることが、ひいては相手を敬う敬語になっているのです
ただし、この《さい》《たい》は、会話の場合において使用するため、人体の名称や物の呼び名などの単語の後ろに付けることはありませんのでご注意を・・・
挨拶や日常会話の中などで、もし方言を使う機会があれば、語尾に《さい》《たい》をつけて話をしてみてくださいね~
ちなみに、タイでも同じような言葉の使い分けありますよね
《カー》と《カップ》だっけ…
あれっどっちが男性で、どっちが女性だっけ…
(笑)
琉球鼓舞道場 主宰
