今や『沖縄そば』は、地元うちなーんちゅだけでなく、日本中の人々に愛されている沖縄を代表する県民食です
皆さんは、知っていましたか? 実は、今月17日は《沖縄そばの日》なんです
この《沖縄そばの日》を迎えるにあたって、大好きな“沖縄そば”をもっと多くの方に知ってもらう為に、その歴史から作り方までを5夜連続でご紹介します
第1夜は…
『沖縄そば』って何??
◆沖縄そばの定義
“沖縄そば”は基本的に、小麦粉に「かん水」もしくは木灰を水に浸した上澄みの「灰汁」を加えて独特のコシを出し、茹でた後、仕上げに油をまぶした麺を使います。
全国製麺協同組合連合会 のホームページにも、沖縄そばの定義として、沖縄県内で製造されたもの、原料が小麦粉であること、かん水や灰汁を使用、ゆでる前に必ず手もみを行う、仕上げに油処理してあることなど、水分量や塩、麺の厚さ、熟成時間、ゆで時間などの細かい数字と共に明記されています。
◆沖縄そばの歴史
“沖縄そば”の歴史は諸説さまざまで、正確なところはいまだ判明していません。ただ、そのルーツが中国から伝わった「支那そば」であることは、間違いないようであります。
現在明らかになっているところでは、沖縄そばが歴史に登場するのは1902年(明治35年)。1905年には、沖縄の人の口に合うよう味を改良し、沖縄そばの原形となる「ベェーラーそば」が誕生。
太平洋戦争後は、夫を戦争で失った女性達が、現金収入を得る手段として大衆食堂や沖縄そば屋を営み始め、その数は急激に増えていったといいます。
1960年代に入ると製麺所が増え、沖縄そばが家庭でも気軽に味わえるようになり、いよいよ沖縄そばが大衆食として普及し始めました。
そして1975年には、名護で「ソーキそば」が誕生し評判となり、以後、沖縄そばのバリエーションは、無限大に増え続けてきました。
1日に約16万食以上も食されているという『沖縄そば』
これは単純に計算しても、137万県民一人当たり、年間約44杯も食べていることになります。
沖縄の人達がこよなく愛する『沖縄そば』。それはまさに、うちなーんちゅのソウルフード的存在なのであります。
さてと、今日の晩ご飯は《沖縄そば》でも食べに行こうかな~
明日は、『沖縄そばの種類』についてお話しますお楽しみに
琉球鼓舞道場 主宰


