時は平成20年12月14日 | 『下手の横好き』

時は平成20年12月14日

会社主催の忘年会が今年は業績不振で中止。


それは、昨年の開催日 12月14日のことでした。


私はビンゴ大会の司会ということで自前の着物と袴を用意し

頭にはカーリーヘアーのヅラ(数年前に余興で使ったもの)を被り

グラサンをかけ、日の丸の鉢巻をして

「愛国の司会者」

という右キャラ(素か?)で司会をこなしていました。

(中国人や韓国人の社員もいるので、いつもの半分の出力でしたが)

74番が出れば

「74式戦車とういものが陸上自衛隊にありまして・・」とか

15番がでれば

「格好いいですねぇF-15イーグルJ」とか言いながら

ビンゴは楽しく進んでいました。


さて、ここからが大問題。


本日届いたウォーゲーム日本史「討入忠臣蔵」

大木さんの文の冒頭に”日本人ならば、知らぬものがない”と

ありますが。。。。


1年目の社員に「今日は何の日か、言ってみたまえ!」と

振ってみても ”ポカーン?”×10の3乗反応です。


私は

しょうがないなぁ(ドラちゃん風に)という感じで

赤穂浪士討ち入りの日であることを高らかに宣言し

松の廊下の小話を始めました。

(大勢いるところでは、ベタな方がいいのです)


「吉良を打ち逃した浅野内匠頭は武士としてはずかしい。

脇差で切りつけたのがイカン。切らんと、こう(ゼスチャーで)突け

切らん・・こう突け・・・・・吉良上野介・・バンザーイ」


言い終わるか終わらないかのうちに総合司会の女子社員に

さえぎられ、社長やその周辺のオッサン社員だけが

生暖かく笑ってくれました・・・


「忠臣蔵」が一般常識であった時代は遠くに去りて

ああ 我が日本人の”常識”は何処に行く・・・・