ウルトラセブンが名作なワケ
ウルトラシリーズで最も好きなのは「ウルトラセブン」(以下セブン)だ。
「ウルトラマン」が「怪獣退治」の話だったことに比べて
セブンでは「地球への侵略者を”しばく”」
(”しばく”は関西中心に使われる”なぐる”~”ボッコボコ”ぐらいまでの意)
というのを軸に、ドラマ顔負けのストーリー性にある。
それに加え、当時の社会問題等を織り込んだエピソードが絡んで
真実味というか妙なリアルさがあるのだ。
例えば・・・・・
第8話「狙われた街」では、当時深刻な問題となっていた公害と
増えつつあった麻薬・覚せい剤による障害、殺人を絡ませている。
以下あらすじ
工場地帯の北川町(川崎市がモデル?)で次々と理由のない暴力事件
(現在では珍しくないが・・)が発生する。
特定の自動販売機から買ったタバコが原因と断定したダンとアンヌ
(チョ~ キャワイイなぁ)はタバコの補充に来た車をつけて行くと
メトロン成人星人が現れるがセブンにしばかれる。
第26話「超兵器R1号」では、防衛軍が強力なミサイルR1号を
無生物惑星と思ってたギエロン星に打ち込んで実験したところ
大成功。
でもダンは何故か胸騒ぎと不安感にかられている。
ダンは問いかける「どんな兵器をつくっても、相手がさらに強力な
兵器を作ってきたら、どうするんですか」
博士「もっと強力なやつ作っていてこましたったらエエねん」(大阪弁ウソ)
ダン(名言)「それは血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ!」
レーダー観測員が「何か飛んで来たくねぇ?マジやばいんですけど」とか言ってるうちに巨大化・凶暴化したギエロン星獣が地球に来て大暴れし出した。
セブンは泣く泣くギエロン星獣をシバキまわす
(両腕というか羽根というか、ちぎってます・・・・)のだった。
これは言わずもがな「核競争」を題材にしている。
と、まあ2話を紹介しただけで充分お分かり頂けたでしょう。
エ?解説が世界最低水準すぎて分からない?
ちなみに第8話はDVD第2巻に、第26話は第7巻に収録されてます。
キングジョー「DVD買え!せめてレンタルして見んかぁボケ!」
メトロン 「エエ加減にせぇ」