というご相談です。
ありがとうございます。
そうですね、まず理解して欲しいことがあります。
それは、
女性が不倫をするときに、大きな影響を受けているものが3つある
ということです。
一つ一つ説明していきますね。
最初に、
4つのホルモンの影響
です。
①テストステロン
②ドーパミン
③セロトニン
④オキシトシン
ですね。
女性が不倫をするとき、この4つのホルモンの大きな影響を受けているわけです。
それぞれを説明していきますと、
①テストステロン
これは、性欲を司るホルモンです。
女性は、排卵日直前にテストステロンの分泌量が増えて性欲が増すんですね。
妊娠の確率が高まるタイミングで、性欲が増すのは生物学的に見ても合理的なシステムです。
女性は、副腎や卵巣からテストステロンを分泌しています。
このテストステロンの分泌が多ければ多いほど、性欲が強くなる傾向があります。
②ドーパミン
ドーパミンは、快楽を司る脳内ホルモンの一つですね。
人は恋をすると大量のドーパミンを分泌し、多幸感や高揚感を覚えるわけです。
テストステロンが主に性行為を求める要因になるのに対して、ドーパミンは性行為にいたるまでの過程で放出されて、そこで快楽を得ることができるんです。
幸せ感を増し、意欲的にしてくれる物質です。
不倫をしているときは、このドーパミンによる「快楽を得たい」という欲求に負けてしまっているということです。
③セロトニン
精神を安定させるホルモンです。
つまり、セロトニンが生成されないと、『不安』を感じ安くなるんですね。
女性はの場合は、男性よりも50%近くのセロトニンを生産することができません。
ですから、恋愛において、女性の方が不安を感じやすいということです。
つまり、『相手に依存したくなる』といった特徴が現れやすいんです。
だから女性の場合、セロトニンが不足すると、依存心が出てきて、近くにいる頼れる男性に依存しやすくなり、不倫や浮気に走るケースが多いんです。
④オキシトシン
オキシトシンは、愛情ホルモンであり、パートナーに愛着が形成されやすくなるんです。
そして、いったん形成された愛着は、多少のことでは失われることがない強さと長期間の持続性を持っています。
ですから、それが不倫相手に向いてしまうと、なかなか離れられなくなるわけです。
これら4つの要素により、不倫をしやすくなるということですね。
そして、もう一つは、
ロミオとジュリエット効果があること
ですね。
障害が多いほど、恋は燃え上がるといった感じです。
つまり、交際を反対されればされるほど、または、結ばれるのに障害があればあるほど、お互いに、相手を想う気持ちが強くなるといった感じです。
反対されることによって生じる壁への反発心や、倫理や法律に背くような悪いことをしているけど止めれない!というドキドキ感が、相手に対する恋愛感情を錯覚させるわけです。
不倫はダメだと分かっているからこそ、相反して、それをやることで快楽を感じてしまうということですね。
このような刺激が、より大きな快楽へと変わるんです。
そして、次に、
不倫に走る動機が3つある
ということです。
①今の交際相手よりも魅力的な男性に出会い、今より良い恋をしたいという動機。
②今の交際相手に冷たくされたことに対する、仕返しをしたいという動機。
③自身の価値を確かめたい、そして、より高く自分を評価されたいという動機。
つまり、今の交際相手よりも魅力的な男性と交われる快楽や、仕返しによって得られる快楽、そして自分を高く評価されることによって得られる快楽などがあるわけです。
これらの快楽の一つだけであれ、得ることが出来るのが、不倫をする動機になっていたりするんです。
このように、女性が不倫にハマるのは、
・4つのホルモンの大きな影響
・ロミオとジュリエット効果
・快楽を得ることができる3つの動機
これがあるからですね。
まず、このような理由があることを、客観的に理解しておくと良いと思います。
原因が明らかになると、また意識が変わってきますので。
ただですね、人って、快楽に抵抗するのって意外に難しいんです(笑)
これは、脳科学でも、脳の構造上、不倫や浮気によって得られる快楽を抑えることは困難であると言われているからです。
例えば、食事を摂ることって快楽に繋がりますよね。
食事は、生きていく中で、純粋な食べ物(対象物)に対しての渇望に基づく行動です。
そして、それを得ることで快楽を味わえるわけです。
いくら感情を制御できる人間であっても、食事を永続的に我慢することは、絶対に困難だと思います。
これと同じような感じで、恋も対象物すなわち、相手を獲得するという渇望を発生させるんです。
それに恋は、人によって、食事すること以上の快楽を得ることができますからね。
ですので、それを得ることでの快楽に抗うことって、けっこう困難だということなんです。
言い換えれば、脳科学的にいうなら、恋により生じる不倫という行為は、人間が、感情で制御することが困難であることを意味しているんです。
ということろから見れば、
かなり固まった強い意志がないなら、あまり抗わない方が良いかもしれません。
抵抗すればするほど、抵抗したものがより大きくなってしまいますからね。
それに、
『お互いに助け合えたり、癒やされたり、なくてはならない存在です。
ですが、やはり不倫は不倫なので別れなくてはならないのですが、どうしてもできません。
職場が同じなので別れるとなれば、色々な困る事になると思います。』
とありますので、抗おうとすればするほど、今は、
別れるデメリットの方に意識が向いてしまうのではないでしょうか。
というところから、まずは、
あまり抗わずに、流れに身を任せて、本当に終わりにするという意志が固まったときに、終わりにするように行動していく
これは、いかがでしょう。
まだ別れる意志が、続ける意志より固くないと思うんですよ。
でも、別れるメリットが大きく見えるようになってきたら、
自然と別れる方に、意識も行動も状況も流れていくと思うんです。
いくら食事で快楽を得ていたとしても、食べ過ぎて調子が悪くなってきたら、食べる量を控えようと意志が固くなりますよね。
このように、いくら不倫に快楽があったとしても、デメリットの方を感じことが快楽より上回り、
そこが自然と見えてきて、別れる意志が強く固まったときがタイミングだと思います。
ただ、人ってなかなか快楽に勝てないということを分かっているだけでも、チカラが抜けるのではないでしょうか。
チカラが抜けてると、良い方向に向かっていきますからね。
ぜひ、参考に^^