寫眞繪畫
青春譜
青春時代が夢なんて あとからしみじみ思うもの...
「好き?」
「好き」
「俺達、付き合ってるのかな?」
「今さらそんなこと聞かないでよ」
「昨日、2時間待ってたんだよ」
「ごめんね、急用ができちゃったの」
「あいつと会ってたの?」
「・・・」
「門限は何時なの?」
「今日は遅くなってもいいの」
「もうじき夏休みだね」
「うん、楽しみよ」
「今日はどこに行こうか?」
「どこでもいいから、連れてって」
「ねぇ、あいつと付き合ってるの?」
「まぁね」
「キスしたの?」
「ばーか、そんなことしない」
「雨、止まないといいね」
「・・・」
「どうしたの?元気ないわね」
「大丈夫かな?」
「意気地なし!」
「好きよ💕キスしていい」
「うん・・・」
「初めてなの?」
「うん・・・」
「あ~待って」 「待てないよ」
「慣れてるのね」 「好きだから・・・」
「ねぇ、経験したの?」 「うん、しちゃった」
「あ~いいなぁ、私もしてみたい」
「俺でいいの?」
「でも、内緒にしてね」
「転校しても付き合ってくれるの?」
「もちろんだよ」
「大学、決めたの?」 「うん、東京の大学だよ」
「私も東京にしたわ」 「じゃぁ、また会えるね」
きっと来ない、たぶん来ない、絶対来ない
「嘘つき」