YOKO YAMAMOTO
山本 陽子(やまもと ようこ、1942年3月17日 - 2024年2月20日)
日本の女優。東京府東京市(現東京都)中野区出身。
株式会社三陽企画所属。國學院高等学校卒業。左利き。
高校卒業後は野村證券投資相談部に勤務していたが、
1963年に知人が日活に山本の応募書類を送ったところ合格し、
第7期日活ニューフェイスとして芸能界に入る。
同期には、西尾三枝子、谷隼人、沖田峻一郎などがいる。
1963年に女優デビュー
(ただし、マスメディアによっては「1964年4月にデビュー」とする場合もある)。
映画では吉永小百合ら「日活三人娘」の人気に押され、
なかなか作品には恵まれなかったが、
テレビドラマに進出してからは日本的で清楚な美貌で人気を集めた。
清楚な役から悪女までカバーし、女優としての地位を確立。
以後、幅広い役をこなす高視聴率女優の1人として人気を博す。
山本海苔店のイメージモデルを長年務めており、
2010年、42年という専属タレント契約の世界最長記録として
『ギネス・ワールド・レコーズ』に認定された]。
出演映画(抜粋)
- 光る海(日活、1963年12月25日) - 女子学生 役
- 赤いハンカチ(日活、1964年1月3日) - 石塚家の女中 役
- 成熟する季節(日活、1964年1月15日) - 百貨店の店員 役
- 花と怒涛(日活、1964年2月8日) - 芸者 役
- 月曜日のユカ(日活、1964年3月4日) - ホステス 役
- 抜き射ちの竜 拳銃の歌(日活、1964年4月4日) - 黒木梨江 役
- マスメディアによっては、本作を「映画におけるデビュー作」とする場合もある[2]
- 新・男の紋章 度胸一番(日活、1964年8月1日)
- 東京五輪音頭(日活、1964年9月9日) - 松宮れい子 役
- 殺られてたまるか(日活、1964年11月11日) - 桂子 役
- 大日本コソ泥伝(日活、1964年12月6日)
- 現代悪党仁義(日活、1965年2月3日) - 桜満由子 役
- 明日は咲こう花咲こう(日活、1965年8月14日) - 田中美代子 役
- 大日本殺し屋伝(日活、1965年8月25日)
- 東京は恋する(日活、1965年9月18日)
- 怪盗X 首のない男(日活、1965年10月23日)
- ぼくどうして涙がでるの(日活、1965年10月30日) - 太田正子 役
- 結婚相談(日活、1965年11月23日) - 鶴川美津子 役
- 嵐の勇者たち(日活、1969年12月31日) - 理江 役
- 盛り場流し唄 新宿の女(日活、1970年5月30日)
- 三人の女 夜の蝶(日活、1971年4月24日) - 小島君子 役
- 女の意地(日活、1971年5月5日) - 静江 役
- 華麗なる一族(東宝、1974年1月26日) - 万俵早苗 役
- 撃たれる前に撃て!(松竹、1976年6月26日)
- 八つ墓村(松竹、1977年10月29日) - 多治見春代 役
- 必殺!5 黄金の血(松竹、1991年12月23日)
- デンデラ(東映、2011年6月25日) - 浅見ヒカリ 役
- フローレンスは眠る(2016年3月5日) - 牧羽早苗 役
- 無限の住人(2017年4月29日) - 八百比丘尼 役
- 空と海のあいだ(2017年5月6日) - ナンシー桜 役
- ソローキンの見た桜(2019年3月22日) - 高宮菊枝 役
テレビ(一部)
- ゆれる若葉(1966年)
- 太郎 (1966年)
- 小さな世界(1967年)
- 球形の荒野(1969年) - 野上久美子 役
- そこに生命あれば(1970年)
- 現代騎士道(1971年)
- 歳月(1971年)
- 2015年、演出の八木雅次がフィルムからVHSへコピーしたテープを
- 山本本人がNHKへ提供した。
- 大河ドラマ
- 「国盗り物語」(1973年) - 小見の方 役
- 「徳川慶喜」(1998年) - 勧行院 役
- 松本清張シリーズ・事故(1975年) - 山西三千代 役
- 銀河テレビ小説
- となりの芝生(1976年) - 高平知子 役
- お入学(1987年)
- 連続テレビ小説
- 京、ふたり(1990年 - 1991年) - 能田妙子 役
- ドラマ新銀河(NHK)
- 欅通りの人びと(1994年) - 上原真美 役
第19回菊田一夫演劇賞(1994年)
名古屋演劇ペンクラブ賞(2006年)
山本陽子と言えば、和服姿」のイメージもあるが、
プライベートではジーンズなどのデニム素材が大好きとのこと。
高価なジュエリーを身につけるのは、あまり好きではない。
大の車好き(特に外車)で有名で、
20代後半で憧れの赤のポルシェ911を所有し、
日本人女性として初めてポルシェに乗る第一号となった。