美しや 紅の色なる 梅の花... | 春夏秋冬✦浪漫百景

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季節の移ろいの中で...
歌と画像で綴る心ときめく東京千夜一夜物語

美しや 紅の色なる 梅の花...

 

東京の梅見

「六義園」

 江戸時代に5代将軍 徳川綱吉の側用人だった柳澤吉保が造った、

回遊式築山泉水の大名庭園として名高い「六義園」。

こちらでは1月下旬〜2月下旬にかけて、約20本の梅が見ごろを迎えます。

「藤代峠」のふもとでは白梅が、「吹上茶屋」の近くでは紅梅が咲き、華やかな雰囲気に。

付近では、梅の甘い香りを感じることができます。

 散策途中に「吹上茶屋」に立ち寄り、

「季節の上生菓子とお抹茶」(850円)を味わうのもオススメ。

同時季にツバキも見ごろを迎えるので、

こちらの茶屋で一服したあとは、梅とともに観賞を楽しんでみては。

 

  • 所在地

    東京都文京区本駒込 6-16-3

  • 最寄駅

    駒込

 

「亀戸天神社」

 梅の花を好んだ菅原道真公が祀られる「亀戸天神社」。

境内には、300本を超える紅白の梅の木が植えられ、

「東風吹かば~」の歌を代表に、梅をこよなく愛されたとの伝承が数多くある道真公。

そういった逸話から、全国の道真公を祀る神社の御神紋は「梅の花」、

境内にも梅が植えられているお社も多くあります。

5歳のときに詠んだといわれている梅の歌の碑も置かれています。

 

「美しや 紅の色なる 梅の花 あこが顔にも つけたくぞある

『天神さまの起源』(勉誠出版)  正に天神様の幼少期、ただただ感服。

 

 

 梅の種類も白加賀、月影、紅干島と豊富。2月中旬から見ごろを迎え、

背景にそびえ立つ「東京スカイツリー(R)」と一緒に眺めることもできます。

梅まつり

開催日時:2024年2月4日(日)〜3月3日(日)

 

  • 所在地

    東京都江東区亀戸 3-6-1

  • 最寄駅

    亀戸

 
冬の厳しい寒さに耐え、梅の花が綻び...
生命の息吹を感じさせる。
 
やがて春、桜の花が咲き誇り、儚くも散りゆく...
あぁ、人生は無常なり。