昼間、楽を覚えてしまった私は
充実感のなさから、罪悪感にかられながらも
飲みに行くだけのお金には困りませんでした('-^*)

いつも通りタクシーでZ店へ☆

nさん「ど~も☆」
nさんはいつも変わらず
軽いような
そっけないような
それでいて優しい態度で私に接してくれました☆

私「この前の話なんだけど・・・」

nさん「わたし、面接に行きます☆」

nさんは芯の強い女性で
自分の言ったことに責任を持ってやりとげる人でした☆

私「そうか・・・」

nさんの意志は堅いようでした

nさん「早く昼間の仕事をしたいです☆」

nさんの目はキラキラ輝いていました☆
それは、これから全盛期を向かえるであろうnさんを、誰も止めることはできないということでした☆

nさん「早くここを辞めたいんですけど・・・★」

nさんは人気のある人で指名が被ることもしばしばありました('-^*)

かなりの勢いで引き留められているらしく
暫定的に後2ヶ月位で辞めようとしていたようです★

私「それなら、これをこうしてこうしたらどうだろうか??」

店としても、nさんは人気があり週6日出勤では手放したくないのに決まっています☆

nさん「それはいい考えですね~☆」

根が真面目なnさんは
キチンと店にスジを通して辞めていきました・・・('-^*)

nさん「前々から興味があったんです☆」

nさんの進む道はアパレル関係のようでした☆

nさんのキラキラした瞳を見ながら、私は複雑な心境でした★

かなり年上の私は
おおよそnさんの進む道は険しいことがわかっていました★

おそらく安定しない雇用形態で(契約社員など)
収入も激減してしまうし、立ち仕事が楽なわけがない

またnさんは高校を中退しているので、正社員にはなれないかもしれないなどと思いました★

私「収入が激減してしまうよ?」

nさん「それでも、私はやりたいんです☆」

nさんの確かな意志を感じた私は、もはや何も言えませんでした・・・

正直nさんには、辞めてほしくなかった★
nさんが辞めるということは

すなわち、nさんとのお別れを意味していました★

私「彼女が出来たら、nさんの働いてるお店に一緒に買い物に行くね☆」

nさん「ハイ☆楽しみにしてますね~」

私はまた嘘をつきました★
私にとっては
nさん以外の女性は考えられませんでした

やめないで!
その一言が言いたくても

これから光輝くであろうnさんに
水をさすようなことだけは、したくなかったのでした★

私「さみしくなるね・・・」

nさん前向きでいて
大人の意見で私を慰めてくれました☆

nさんがよければそれでいいか・・・

私は自分の感情を胸にしまい
nさんとの別れに備えるべく
新規開拓をしなくてはと思いながら帰りの家路につくのでした・・・

6年後の現在
nさんに変わる人はいまだに見つけることができません・・・(^_-)
いつも通り昼間も好調と書きたいところでしたが・・・
この頃から私は、仕事に熱が入らなくなり
度々さぼるようなこともありました★

朝まで飲んで
起きられずに1日寝ていたり
また、仕事の質も落ちて
稼ぎの水準は維持していましたが(月収90万位)

その内容はだいぶ落ちて楽なほうへ
1日短時間で、手っ取り早く金になる手法に変えてしまいました★

もちろん、世の中そんなに甘くなく
後々ツケが回ってくるのですが・・・('-^*)

nさん「山口さんはいつも肌がキレイですよね☆透明感があってきめ細かいし」

今も昔も
私は肌がキレイだとよく言われます☆
自分の容姿で唯一自信があるところかな?(^^ゞ

当時病気の影響か、私は色白だったようです☆

nさん「山口さん、色白でいいですね☆私黒いし・・・★」

nさんはたしかに色黒でしたが、目鼻立ちがハッキリしていて
とても可愛い顔をしていました(男前な顔みたいな?

私「男の私より、顔がハッキリしてるんだから☆nさんいい顔してるよ」

その日は程よく酔っていて
また私の体調も悪くなく、肌つやもいいようでした

「ちょっとトイレへ・・・」

私は用を足し
鏡の前で手を洗っていました☆

「・・・!☆」

私は自分の顔を鏡で見ました
白くて吹き出物一つない顔に、うっすら油が浮かんでいてツヤツヤしていました☆
酒のせいか、うっすら頬がピンク色に染まっていて
それは、とても綺麗なモノでした(笑)('-^*)

「自分も悪くないじゃんか☆」

私は顔というよりかは
なんとなく総合的な雰囲気で自分も悪くないような気がしました(^^ゞ(爆

それから現在まで
その日以上に鏡を見てよかったことはないですねぇ(笑

さてさて(そろそろウザいよね(^^ゞ)
席に戻りnさんと再び談笑がはじまりました☆

nさん「私、やりたいことが見つかったんです・・・」

私「それは・・・?」

nさんは前から、キャバクラを辞めて昼間の仕事をしたいと言っていました☆

それは私にとって、nさんと会えなくなってしまうことを意味していました★

nさん「これからは出勤を減らして、昼間が決まり次第辞めると思います☆」

nさんの意志は堅いようでした☆
私はショックを受けながらも(笑)
あえて気丈に振る舞いました('-^*)

私「nさんになら出来ると思うよ☆」

私は、間もなくやってくるであろうnさんとのお別れを覚悟しつつも
一つの節目に来たような気がしていました・・・

キャバクラ通い
いくら稼いでも(最高で月100万くらいですが)
他の浪費もあり、お金は全然増えませんでした★

nさんと一緒に「卒業」できたら
これ以上ない退き際だな・・・

私は複雑な思いを抱えながら帰りの家路につくのでした・・・
平穏なnさんとの日々・・・

真冬になっていました
クリスマス
私にはまったく関係なく

またひねくれている私は
年末年始、正月
GWやお盆など
世間様が騒がしい時期は、今も昔も飲み歩かないのでした('-^*)

nさん「クリスマスのチケットが売れ残ってしまって・・・」

どうやら店でクリスマスのイベントをやるらしく
ノルマのようなモノがあるようでした

私「俺が買ってやるよ☆友達も連れて来ようか?」

nさんが初めてした営業のようなモノでした
普段、nさんは全く営業をしない人だったので

そのnさんが、私に話をふるということは
本当に困っているんだろうと思いました☆

nさん「ありがとうございます☆山口さんは優しいですね」

私は昔から
優しい いい人とよく言われました(最近はあんまり言われなくなったよ(^^ゞ)

優しくていい人だったかもしれない?私は
それで特することは、ほとんどありませんでした('-^*)

私にとって優しいと言われるのは
正直あまり好きではありませんでした
ただ、nさんに言われたら・・・

私「優しくするのはnさんにだけだよ☆」

当日nさんと初めて同伴することになりました☆
待ち合わせ時間の10分前にnさんは到着していました☆

nさんはぶっ飛んだところもありましたが
やはり、「常識」というか
肝心な所はキチンとしている人でした☆

なんの変哲もない居酒屋みたいなところに入りました☆
適当に談笑しながら、私は優越感に浸っていました☆

居酒屋にはカップルなどがいましたが
nさんはとびきり可愛いので、私は勝ち誇ったような気分になっていました(笑)
心なしか店員も羨ましそうに見ているような気がしました(妄想かも(^^ゞ)

nさん「今日は飲みますよ~☆」

私「いいねいいね☆」

居酒屋を出て私達は店に向かいました
わずかな距離でしたが、すれ違うカップルにあうたびに
私は優越感を感じていました(nさんは自分の彼女でも何でもないんだけどさ(^^ゞ)

店につくと普段とは雰囲気が違い
クリスマスの装飾のようなモノがしてありました

「たまにはいいかもしれないな・・・」

チケットを買ったので、コースになっていて
シャンパンや簡単な料理などがありました☆

私「甘くてまずいねこれ★」
nさん「ははは~」

私は、普段ほとんど焼酎しか飲んでいないので
甘い食べ物や飲み物は嫌いになっていました☆
結局行き着くのは
いつも通りのウーロンハイでした(笑)

時間が過ぎていき
クリスマスだからでしょうか?ケーキが出てきました

nさん「あっ、ケーキ美味しそう~☆

私「・・・!」

だから甘いモノは嫌いなんだって(*_*)

nさん「山口さんも食べて☆」

私「うん・・・」

nさんに言われたら断るわけにもいかず
私はケーキを食べました★

鼻をつまんで・・・(爆

私「ぐっ・・・」

ウーロンハイとケーキのコラボレーションは
たぶん 誰が食べてもまずいと言うんではないでしょうか?(-_-)

私「・・・」

私は気持ち悪くなりながらも★
なんとか飲みながら体調を整え、閉店の時間を向かえました☆

nさん「今日もありがとうございました~☆」

私は店長に文句を言いつつ(ケーキ出されても困るよなどと言いました(^^ゞ)
たまには、こんなのもいいかなと思いながら帰りの家路につくのでした・・・