がいらいこばなし -8ページ目

がいらいこばなし

田舎の外来での 患者さんとの
ちょっと笑えてためになるお話

「お酒はどれくらい飲みますか?」

「いやあ、あんまり飲まないっすよ

そうだなあ、ビール一本に、まあ

たまにしょうちゅうをお湯で割って
うす~くしたやつを、2杯か3杯って

とこですかねえ・・・」

「そうですか」

 

 でも私は知っています。

「酒飲みは飲んでいる酒の量を

半分にしか申告しない」という法則を

 

・・・なぜなら、わたしがそうだからです

(タバコ吸いも同じですけどね)

あちこちで医師不足が問題になっています

厚労省は「足りるハズだ」と

原因は「立ち去り型サボタージュ」にある

とする本が波紋を呼びました

一生懸命やっても患者さんやメディア

警察からも攻撃されるような

そんな小児科・産科から手を引いて

比較的「無難」な位置に避難しよう

外科より内科、勤務医より開業へ

「いちぬけた(ゴメンナサイ)」(今は勤務医のほうが無難かも)

すると残された医者はもっとしんどくなって

「にいぬけた(ホントゴメン)」

医者と患者さんは「敵」ではなく「同志」だ

ということを国民のみなさんが想い出してくれなければ・・

 

これを読んで「ふざけるな」と思った貴方

そこが原因なんですけどね

「食べ過ぎで、むかつくので消化剤下さい」

 まるまる栄養のいいおばさんが

「疲れたから栄養剤の注射お願いしま~す」

「そろそろカゼ引きそうだから風邪薬

 もらっておきます」とニコニコ顔の主婦

 赤ら顔でいかにも酒好きなおじさん

「飲み過ぎだから肝臓の注射一発たのむ」

 飢餓の子供たちや戦地のニュースみたあとだと

 こちらがむかついてきます

ちょっとふとりぎみのFさん

「あんまりたべないようにしてるんだけどねぇ」

「ちなみに朝ご飯は?」

「あさはパンだす」

「パンはご飯よりカロリーが高めだからね。

 バターとかつけるしね」

「うんにゃ、わたしはバターもジャムもつけねえすよ」

「へえ~、じゃあどんなパン食べてるの?」

「いっつもクリームパンかあんパンだすな」

「あのねえ・・」

 

「やっぱりだめだすか?へば今度から、

食パンにハチミツぬって食べるす」

 看護婦がくすくす笑ってます、

 本人はいたってまじめです

白内障の手術をする人が増えています。

それこそ「目からウロコが落ちる」ように

まわりがはっきり見えて感動されるようです

 

中にはがっかりする人も・・・

「こんなにしわが増えてしまって」

「うちのじいさんはこんな年寄りだったのか」と

「信号をギリギリに渡るようになったりして

 手術後のほうが交通事故が増えるんですよ」

眼科の先生が残念そうに話していました