早速ですが、探しものは、夏ですか。トロコンしました。

プラチナトロフィーないし、基本スクショ禁止だからね、しかたないね。

夏休みを利用して、母方の実家に帰省した主人公、空木恭平くんが、ひょんな事から謎の少女、織原真琴ちゃんのビー玉探しを手伝うところから始まる、一夏の甘酸っぱいお話であります。

完走した感想は、めちゃくちゃ良かったです。

本当は夏真っ盛りの時期にプレイしていたんですが、いまはもう秋なんですねー。

やはりセミの鳴き声を聴きながらプレイしたいゲームでした。


本作では、とにかく真琴ちゃんが可愛いのであります。

真琴ちゃんとの出会いのシーン。

主人公が通っていた駄菓子屋のおばあちゃんの訃報を聞いて訪ねると、中では知らない女の子が着替えをしておりましたが、ぐへへみたいな展開にはならなかったようです。

果たして彼女は何者なのか、駄菓子屋のおばあちゃんとの関係はなんなのか。

読み進めるうちにどんどんハマってしまいました。


と言う訳で、ここからはネタバレ込みの感想となります。

興味を持った方や、プレイ予定の方は閲覧注意であります。

  ネタバレ感想

早速ですが、織原真琴ちゃんの正体は、未来からタイムスリップして来た行方不明の女の子でありました。

ナイスデコ!

作中では、女の子の行方不明事件が話題になっているんですが、この女の子は偶然神社の秘宝を使って10年前にタイムスリップしておりました。

その10年前の夏に恭平は、駄菓子屋のおばあちゃんの親戚と紹介された女の子と夏祭りに行き、やらかしてしまうんですね。

女の子は無事に現代に帰ってくる事が出来、行方不明事件も解決、その後なんやかんやと成長して未来からやってきたのが織原真琴ちゃんと言うわけです。

この時代にタイムスリップして来た目的は、お世話になった駄菓子屋のおばあちゃんに会う事と、10年前に夏祭りに一緒に行った男の子を探すためでした。

偶然にも両者は出会うわけですが、まあわからないですよね。

おばあちゃんに会えなかった真琴ちゃんは、未来へ戻るために必要な秘宝、通称ビー玉を現代の真琴ちゃんと偶然ぶつかった事でなくしてしまい、主人公と一緒に探すことになります。

一応、真琴ちゃんは未来に帰る事が出来るんですが、この辺は是非遊んでみて欲しいかなと。

タイムパラドックス問題がありますが、それを考えると実は初っ端から破綻していたりするので、まあアリなのかしら。

実際にタイムマシンがある訳ではないので答えは闇の中なんですが、わたしの中では世界線やパラレルワールド的なものでなんにも起こらないんじゃないかと常々思っております。


真琴ちゃんが未来に帰る時に、恭平は10年後に迎えに行くと言って本編はめでたしめでたしとなります。

そして問題はアフターストーリーです。

その後、未来に帰っても恭平が迎えに来なかったため、真琴ちゃんが1年後に再び訪ねてくるお話になります。

なんで、恭平が迎えに来なかったか。

当然、現代(本編から1年後)の恭平は分からないわけで、10年後(本編の11年後)には必ず迎えに行くから、と念押しする事となります。

この1年遅れた理由、作中ではしっかり語られていないんですよね。

一応恭平がボソッと「借金が…」と言うんですが、おいおい、と。

なんかオチとしてはそれらしいっちゃらしいし、まあアリなのか?と思う事にした次第です。


実は本作、わたしが警戒しているケムコ販売のアドベンチャーゲームで、ちょっと前に絶賛したイハナシの魔女もケムコ販売のアドベンチャーゲームだったりします。

この2作品はどちらもボーイミーツガール系の、インディーで実績のあるゲームだったので、ちょっと手を出してみたら大正解だったんですよね。

ケムコアドベンチャーアレルギーはちょっとは治りましたが、やはりアーキタクアーカイブに手を出す勇気はなく、なかなか難しいところであります。

閑話休題。

大変堪能いたしました。

それでは、今回はこの辺で。

ノシ