「三次元への影響」
地獄界は三次元に最も近いところにあります。
ルシファーが支配するようになって、さらに地上世界への影響力が増したことは確かです。ルシ自身、もともと知天使と呼ばれていただけのことはあり、地上の人びとの弱点を見抜く能力は抜群です。その人のどこをどう攻めれば堕ちるかといことを即座に見抜き、部下たちに指示を出すのです。ルシが魔界の帝王になってから、地上を去ったあと地獄に行く人間の数が急速に増えてきました。
事態を重く見て、九次元霊たちが下した決断が「アモールの三提案」の実行でした。できるだけ地獄霊の影響を小さくするために考え出された苦肉の策といえるでしょう。魔と戦った経験のない者が霊道を開いていると、瞬く間に憑依され堕ちていきます。そのようなことはルシにとって、赤子の手をひねるよりたやすいことなのです。ですから、「戦闘系」と呼ばれる、魔との戦いを経験し、魔の攻撃パターンを熟知した者だけが霊道を開いて仕事をするべきなのです。私自身そのように考えていましたから、「原則霊道を開くことを禁じる」というのは大賛成でした。
ルシが地獄の帝王となってから、地上生活はとても厳しいものとなりました。それまでは些細な過ちにすぎなかったことが、とんでもなく大きな悪にまで発展してしまうからです。波長同通で地獄霊が引き寄せられ、悪の方向に進ませようとするのです。どこかの時点で踏みとどまり反省しない限り、それは止められないのです。
守護霊も、なんとかくい止めようと一生懸命インスピレーションを送るのですが、地上に生きる本人が気づかないと軌道修正できないのです。地球人は、ある意味ルシによって鍛えられているとも言えます。小さな欠点をルシに見抜かれ、そこを見事に突かれて攻撃されるからです。天上界にいただけでは、本人も気づかなかった欠点があるということが、地上で生活することにより明らかになるのです。
エル・ランティはいつも「そのようなものに影響されるような人類ではいけないのだ」と言います。私もそう思います。これほどまでに地獄界の影響が強い惑星は他にはないでしょう。
実際、宇宙連合に所属する惑星では、すでに地獄界はありません。
ですから、わざわざ地球にやってきて、厳しい環境で自らを鍛えようとする異星人もいるくらいなのです。
<大天使ミカエル>




