昨日,株式会社アクシス様主催で経営者のための労働法セミナーを実施させて頂きました。

 最近,顧問先様等でも労働問題に関するご相談が増えています。労働問題は企業を揺るがしかねない重大な問題です。

 問題社員を抱えることにより,訴訟リスクがあるだけでなく,その他の従業員の方に対する影響も大きいものです。

 詳述は避けますが,会社として訴訟にならないよう配慮しながら毅然とした対応をとることが求められます。

 会社としての一番大切な動きとしましては,就業規則を整備し,周知させておくことです。市販のものをコピペするのではなく会社に応じた内容の就業規則を作成するようにして下さい。そして,入社の際や定期的に就業規則の内容を周知するようにして下さい。

 そのうえで問題社員が出てきた場合感情的にならずに冷静に対処して下さい。事実を客観的に把握すること,相手の言い分を聞いて下さい。そして,問題があると判断した場合,専門家と相談をしながら処分を検討して下さい。いきなり懲戒解雇というのは頂けません。他の手段を模索しながら動くことが求められます。

 今後も企業様にお役に立てるようなセミナーをさせて頂きたいと思います。

 

                       弁護士 西口 竜司