2024年4月1日以降の物流問題とは、
トラックドライバーの時間外労働時間の上限が年960時間に制限されることにより発生する諸問題のことです。
具体的にどのような問題が生じるかについて、少し見ていきましょう!!
1 トラックドライバーの給料が減少
トラックドライバーによる運送ビジネスは、典型的な労働集約型産業であるといえます。
売上の原資たるドライバーの労働時間を減らせば、それに比例して売上も減ることになります。
その結果、ドライバーは労働時間の抑制で時間外手当てが減る一方、
会社の売上減少で基本給アップも見込めず、給料が減少するおそれが生じます。
給料が減るのであれば、トラックドライバーを辞めて転職しようと考えるドライバーも出現してくるでしょう。
2 トラック輸送リソースの減少
2024年4月1日以降の物流問題は、ドライバーの総稼働時間に制限をかけます。
1日11時間働いていたドライバーが、8時間しか働かなくなれば、
単純計算で輸送リソースは3割近く減少することになるでしょう。
3 物が運べなくなれば、物が作れなくなる!!
2024年4月1日以降の物流問題は、運送会社と荷主のパワーバランスを変える可能性があると言われています。
上記で示したトラック輸送リソースの減少により、今までよりも運送会社の立場が強く可能性が高いです。
その結果、「手間がかかる」「時間がかかる」といった貨物は、運送会社から敬遠されることになりかねません。
敬遠される貨物が完成品であれば、物が運べなくなり、
また、部品や原材料であれば、物が作れなくなることに繋がってきます。
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