今回のブログでは、前回の太る理由から糖質の働きをおさらいしたので、糖質制限でなぜ痩せるのか? について、ふたつの理由を書いていきます。
よくあるのが、本人にすれば決して食べ過ぎているという自覚はない。
でも、食事と食事の間にグルコースやグリコーゲンを使い切るような労働をしている人はごく稀。
そんな現代人が野放図に糖質を口にすること自体、やはり糖質無制限食(糖質過剰摂取)に繫がってしまっているのです。
続いては、こうした無制限状態を改善することで、どうして痩せていくのか? その理由について書いていこうと思います。
仕組みが分かればこれまでの食生活が客観視できるので、無意識の無制限っぷりに自覚が湧と思います。
①インスリンの減少でむくみが解消。
インスリンの働きは血糖値コントロールに関するものだけでは実はありません。実は血管の働きや水分の調節作用があることが分かっています。
その中でも知られているのは、インスリンが腎臓に作用してナトリウムを再吸収するという働きです。
体内にナトリウムが溜まると水分も一緒に引き込まれ、カラダにむくみが生じやす句なります。
むやみやたらにインスリンが出過ぎると、こうしたむくみの症状が表れやすいのです。
実際、糖質の摂取量を減らすとむくみの症状が取れる事はよく知られています。
理由は糖質1分子に水分子3つがくっついているので糖質を減らせば水分が排出されるというのが理由のひとつです。
もうひとつの理由はインスリンのナトリウム再吸収作用が低下し、やはりそれと一緒に水分が排出されることです。
糖質制限で最初に体重が減るのは、脂肪が減ったのではなく水分が排出されているだけという説も確かにあるのです。
だが、むくみの解消がその後のダイエットのモチベーションになればしめたものですよね。
②第2、第3のエネルギー回路が稼働し、痩せるのです。
代謝の手間という意味でいうと、糖質は非常に効率のいいエネルギー源。
脂質やタンパク質をエネルギーとして代謝するにはいくつもの手順があ理ます。
それに比べるとグリコーゲンは直に細胞に取り込まれてエネルギーとして利用できる。
普通に生きている限り、どんなときも糖質と脂質は同時にエネルギーとして利用されていますが、糖の取り込みは主食の炭水化物や甘い糖質食品から賄うことになります。
重労働を行うときは丼めし、疲れたときに甘いものを食べてホッとするのはこうしたわけです。
しかし、それが唯一の糖質のエネルギー供給ルートというわけではありません。
その気になれば糖質がなくてもカラダは糖エネルギーを作り出せるのです。
体内にプールされたアミノ酸や筋肉を原料にして肝臓で糖を新たに作り出す糖新生という回路があるのです。
カラダに備わっている3つのエネルギー回路。
①グリコーゲンを利用する第1の回路は解糖系。
現代人はもっぱらこの回路に頼りがち。
②糖質を一時的にストイックに制限することでアミノ酸から糖を生み出す、糖新生回路。
それだけでは到底エネルギーが足りないので、次に
③脂肪酸をどんどん利用したり、脂肪酸の一部からケトン体という物質を作り出し、このケトン体が脳をはじめとするあらゆる細胞のエネルギー源となるケトン体回路。
ストイックな糖質制限をすると3日間くらいで糖新生ルートが働き、1週間から10日後くらいにケトン体回路が発動し、痩せる。
しょっちゅう食べ物を口にしている現代人がなかなか使う機会のないエネルギー回路を蘇らせる。糖質制限は痩せるだけではないのです。
今回は痩せるためにエネルギーの回路がどう回っているかを理解できたかと思います。
糖質制限を勧めるわけではありませんが、私たちの糖の摂り方には注意が必要ですね。
人生を豊かにするボディメイク
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