今回のブログは、今話題の「ミロ」について書いてみましょう。


先日、私も新聞で知ったのですが、ネスレ日本の麦芽飲料「ミロ」が急激な需要増加を受けて販売休止となったと言う記事を見つけました。
私にしては、あの「ミロ」が…とても驚いたのですが、この爆発的需要増加を起こしたのは、SNSで女性の間で「鉄分が気軽に補給できる」と話題になったことからだそうです。

私の過去のブログでも鉄分の重要性は何度か貸してもらったことがあるのですが、改めてその「鉄分」の重要性を書いていこうと思います。

鉄について

鉄は、肉や魚・野菜などに含まれる栄養素です。
鉄は、細菌や植物、動物などあらゆる生き物(乳酸菌以外)に必要であると考えられています。
鉄欠乏症は世界的にもっともよく見られる栄養問題のひとつです。
現在、もっとも軽い潜在性鉄欠乏症とよばれる状態でも、実はうつ病などと関わる重要な状態であることが知られるようになってきました。

摂取量についてですが、現在、1日の鉄の所要量は成人で10mgとされています。ただし閉経前の女性や、12歳から20歳頃までの成長期にある人は、それより少し多めの12mg。また妊婦さんも多く摂る必要があり、特に妊娠後期では20mg。さらに授乳期の場合も、同様に20mgとされており、これらの数値が1つの目安になるといえるでしょう。

鉄の吸収 ~ヘム鉄と非ヘム鉄~
栄養素の鉄には2種類あります。ヘム鉄と非ヘム鉄と呼ばれるものです。
肉や魚に含まれるものを「ヘム鉄」、ひじきやほうれん草、プルーンなどに含まれるものを「非ヘム鉄」といいます。ヘム鉄の方が圧倒的に吸収率がよいと言われています。
ヘム鉄
・肉や魚に含まれる
・吸収率が高い(10~20%)

非ヘム鉄
・野菜や穀類に含まれる
・吸収率が低い(2~5%)


ヘム鉄と非ヘム鉄の吸収

鉄は小腸で吸収されます。
ヘム鉄はもともとタンパク質にくるまれて吸収されやすい形になっているので、比較的すんなりと吸収されます。
一方、非ヘム鉄の吸収率は非常に低いと言われています。

鉄の吸収を促進・阻害する因子

へム鉄、非へム鉄のどちらを摂る場合でも、ビタミンCやタンパク質を同時に摂取しましょう。そうすれば、鉄が体内で吸収されやすくなるので、より吸収率が高まります。
さらに、胃酸の分泌がよくなると鉄の吸収率もよくなるといわれています。
そこで、胃酸の分泌をよくする酢や梅干し、レモンなどのすっぱいものや香辛料といった辛いものと鉄を含んだ食品とをうまく組み合わせて食べるのも効果的。ただし、胃潰瘍のある人は、症状がさらに悪化する場合もあるので、注意が必要です

一方、紅茶、コーヒー、緑茶に含まれるタンニンは、非ヘム鉄の吸収を妨げるといわれています。しかし、ヘム鉄の場合は気にしなくてよいという意見もあります。

促進因子
(鉄の吸収を助ける)ビタミンCとタンパク質

阻害因子
(鉄の吸収を妨げる)
タンニン(コーヒー、紅茶、緑茶等)
フィチン酸(穀物の外皮、玄米等)
食物繊維(おから、大豆、穀物の外皮、海藻類)
など。

各食品中の鉄吸収率
同じ量の鉄でも、ヘム鉄と非ヘム鉄で吸収率が6倍近い差があります。

(しかし、この日ヘム鉄の吸収率の悪さを改善するために、ビタミンCやクエン酸を一緒に取ることによって吸収率を上げることができるとも言われています。)

鉄不足の症状

鉄不足は特異的な症状は乏しいですが、様々な不定愁訴と深く関係しています。
鉄が不足すると以下のような症状が出ます。
動悸、めまい、肩こり、頭痛
皮膚、爪、髪の毛、粘膜のトラブル
あざ、歯茎の出血、抜け毛など
氷を好んで食べる(氷結症)
また、精神発達にとっても重要な栄養素なので以下のような症状も出ます。
注意力の低下、イライラ感
食欲不振
抑うつ感

女性と鉄不足
初潮を迎えた女性は、尿や汗、便から出てしまう鉄に加え、月経によりさらに多くの鉄が失われることになります。女性が初潮を迎えるころはまだまだ心身ともに成長期ですので、体重1kgの増加につき30mg / 月の鉄が必要です。
無理なダイエットをしたりスポーツなどでたくさんの汗をかいたりすると、鉄の供給が間に合わなくなり、貧血になるおそれが高まってしまいます。女性は積極的にヘム鉄を摂りましょう。

女性のライフステージと鉄
鉄欠乏性貧血
●初潮
月経血からの鉄喪失
月経により30mg/月の鉄が失われる
●急激な発育・体重増加による鉄需要の増加
体重1kg当たり30mg/月の鉄が必要

思春期
●過度な運動
汗1リットルにつき、0.5mgの鉄が失われる
●無理なダイエット
バランスのよい食事をしていても約10mg(吸収量は約1mg)の鉄しか摂取できない。ダイエットをしている人はさらに摂取量が少なくなる。

成人期
●妊娠・出産
胎児の成長や出産時の母体の回復、母乳栄養を考えると、最低4mgの鉄が必要。

育児期
●子宮筋腫・悪性腫瘍
疾患により鉄が失われる



コラーゲンと美肌ミネラル・鉄

皮膚の本体は90%がコラーゲンです。コラーゲンをつくり出すのにタンパク質とビタミンC、そして鉄が必要です。
日々ますます輝いた皮膚をつくるために、十分な鉄とタンパク質、ビタミンCの摂取をおすすめします。

うつ ~心の不調と鉄~

プチうつなど心の不調を訴える方々が増えています。うつは鉄不足でも起こります。
以下の図は、人の心をつくる脳の神経伝達物質の流れです。例えばいちばん右のセロトニンの列について見てみます。鉄はトリプトファンが5-HTPになるときに必要です。ゆえに鉄が不足するとトリプトファンが5-HTPになれないおそれが出ます。そしてセロトニンまでいかない可能性が出てしまうのです。
心の不調を訴える方の中には、もしかしたら鉄が足りない方もいるかもしれません。



以上のようなことが鉄不足について起こってくることの例です。
今はなかなか「ミロ」では鉄分を補給することができないかもしれませんが、食品でもたくさん鉄分を含んでいるものがあります。
しっかりいろんな食品から鉄分をとって下さい。

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