絶対音感のお稽古で二音の音当てを行った後、固め弾きと呼ばれる苦手な音をピックアップして、マセオに3回ずつ弾いてもらってますが、先日いつものように二音の音当てをして、私が苦手な音を選んで弾いたところ、マセオが急に「音が変になった!」と言い出しました。
どうも1オクターブ上のレの音が音当て中と、その後私が弾いた時で、音が変わったと言うのです。
私は白鍵の音は自分では良く分かっているつもりで、白鍵の音感には自信があったので、心の中で(「んなアホな
」←近畿地方出身)と呟きながら、「この音が変になったの?」と1オクターブ上のレの音をもう一度弾くと、マセオは「うん、ここのレの音が変になってる。他のレも変になってないかな?」とマセオはオクターブ違いのレの音を一通り弾くと、「ここのレだけが変な音になってる!調律師さん呼んで直してもらわなきゃ!早く調律師さんに電話して!」と急かされました。
私にはいつも通りのレに聴こえるので、音が狂っているのかどうか分かりませんし、わざわざ調律師さんに電話して来てもらうのも申し訳ないなぁと思いましたが、ここ最近、北関東地方で地震が頻発していたのと、我が家のピアノが納品されて初めて調律に来ていただいた時に、ちょうど一音会から絶対音感の認定証が届いたので、調律師さんもマセオが絶対音感を持っていることをご存知でしたので、念のために調律師さんに電話しました。
調律師さんは電話越しに、「まぁ〜そんなことがあったんですね!マセオくんが言うなら間違いないと思います。明日の朝ちょうど時間が空いてますから、お邪魔してよろしいでしょうか?」と二つ返事で承諾してくださいました。
私も「はいっ!明日の朝でよろしくお願いします!」と答えて電話を切った後、「ん?明日の朝?ヤバい!家の中片付けないと💦」と慌てて片付けました。
ちょうど金曜日の出来事でしたので、土曜日の朝に調律師さんにレの音を確認してもらうと、「ホントだ!確かに狂ってます。マセオくんの言う通りですね。他の音も狂ってきていないか全部確認しようと思いますが、今日はご予定は大丈夫でしょうか?」と聞かれたので、「はい、外出予定はないのでお願いします。」と返しました。
マセオは音を直してもらえると分かると嬉しそうにしてます。
私は心の中で、(「マセオと調律師さんが通じ合ってる
ん?でも何だろう、この疎外感
いつのまにかマセオも私を超えてしまったんだなぁ」)と思いながら、平静を装って調律の様子を見学してました。
マセオも調律には興味深々で、
「これは何?」
「フェルトだよ。他の音が響いて鳴らないようにして、今弾いてる音だけを良く聴こえるようにするのよ」
「これは何?何してるの?」
「乾燥してるとここのネジを調整するの」
など、矢継ぎ早に質問してました![]()
そしてマセオは、クリスマスプレゼントの、おもちゃながら写真の撮れるカメラで、調律の様子を事細かに撮っておりました。
しばらくするとマセオが急に、「お父さん、調律師さんに渡すお菓子は買ってあるの?」と言いだし、「昨日の今日でお菓子買う暇無かったから買ってないよ」と返すと、「ダメだよ!今すぐ買ってきて!僕が調律師さん見てるから、お父さんはお菓子買いに行ってきて!」と、マセオに指示され、急いで和菓子屋さんに向かいました。
帰ってくるとちょうど作業が終わったところで、マセオに一通り確認してもらうと、「変な音が直ってる!調律師さん、ありがとう!」と元気な声でお礼を言ってました。
「お父さん、早くお菓子渡して!」とマセオの悪気の無い一言に、調律師さんも苦笑いで、「いつも頂いて申し訳ございません」と丁寧に受け取られました。
定期調律を毎回受けていれば、その間の不具合対応はサービスだそうで、こちらこそ申し訳ない気持ちでいっぱいです。
リニューアルピアノで納品から日が浅いため、ただでさえ狂いやすいピアノに地震の揺れが蓄積して、弦の緩みが加速したかもしれないとのことでした。
家族総出で駐車場でお見送りし、マセオはここでもカメラで写真を撮りながら、「また来てね!バイバーイ!」と大きな声で挨拶し、家に入ると整ったピアノの音色に上機嫌で練習に励んでいました。
マセオなら調律師の講習受けて、自分で調律できそうな気がしてきました![]()