1tバックで30個ほどの建材が運び込まれた。

中身はグラスウール。
アスベストの代替え品として使用されている。

キラキラしているからガラス繊維の様なものだとわかった。

ネットで調べてみたら、
『燃やすとシアン化水素が出て、人間が一呼吸すれば死ぬ。』とあった。
穏やかな話ではないようだ。

この2次選別所では最近変な話が聞こえてくる。
実際に俺も何度か変な物を見ている。

グラスウールは現段階では有害物質とは認められていないらしい。
廃棄処分方法に関しては飛散しない様に注意をするようにと明記してあるが強制ではない。

何度もフェンスなどの飛散防止を訴えているが、
セコい関西の産廃業者とみみっちい所長のコンビは金にならないことはやらない。
『 こんなご時世だから、役所もたいていの事は眼を瞑ってるんだ。』
と馬鹿な39歳の職長が大声で嘯いていた。
もしかしたら、
セコい関西の産廃業者は被災した小・中学校の取り壊しを談合で手に入れるかもしれない。
市内のガレキがカネに変わるようなものが無くなれば、
このセコい関西の産廃業者は大金を握りサッサと地元に帰るだろう。
そして、被災地には汚染された土地だけが残るだろう。