こんにちは、細井です!
今回は、医師の転職や働き方について、色々とお話を伺いたいとご連絡をいただき、
医師・女医に特化した仕事マッチングサービス【タレントドクター】を
運営する田中さんに、インタビューに来ていただきました。
友人で医師YouTuberであるメンタルドクターsidowと、内科医ハッシー先生にも
来ていただきましたので、一緒に受けていきたいと思います!
皆さんチャンネル登録お願いします😆
細井:田中さん、本日はよろしくお願いします。Sidow先生、ハッシー先生もよろしくお願いいたします!
田中さん:この度は、このような貴重なお時間を頂き、ありがとうございます。
本日はよろしくお願いします。
Sidow:よろしくお願いします!
ハッシー:よろしくお願いします。
田中さん:早速ですが、最近ドクターの働き方や転職についての考え方が変わってきていますよね。
実際にドクターから仕事についての相談も増えてきていることもあって、医師でもあり、SNSなどのインフルエンサードクターとしてもご活躍されているお三方に「働き方や転職について」、色々とお話をお伺いさせて頂きたいなと思い、このような機会をいただきました。
--ぶっちゃけドクターの働き方は多様化している?
田中さん:ドクターの働き方が多様化されてきているのを感じてはいたのですが、
裏付けとして、ここ近年で働き方についての意識調査データにも表れているみたいです。
実際に先生方は働き方が変わってきていることに実感はありますか?
細井:そうですね、僕自身も感じるのですが、
友人やフォロワーの方からも医師の働き方についての相談を受けることはあります。
「働き方改革」という言葉をよく耳にすると思いますが、それは医師の業界でもかなり身近に起きていることを感じますね。
Sidow:たしかに、ひとりひとりのライフスタイルに合わせた働き方をしていけるようにはなりつつありますよね。
田中さん:やはり、働き方に関して気にされているドクターの方は多そうですね。。
私も、先程言った医師の働き方に関する調査で気になる結果がありまして、30代以下の医師はキャリアとしてほとんどが勤務医、開業医、研究教育を希望されるというデータがあるんですよね。
その点に関して、年齢も近くて独立などされている先生方はどう思いますか?
細井:そうですね。まだ経験が少ない20代~30代とかだと、勤務医として基本診療能力を養うことに重きを置いているドクターが多いのではないでしょうか。
ハッシー:同意見です。経験やスキルを上げたいという意欲が一番高い時期でしょうし、私の場合も臨床に研究に、意欲的に取り組んでいましたね。
田中さん:なるほど。
ちなみに40代、50代になるとその割合が少なくて、逆に介護・福祉分野や産業医のキャリア希望者が増えるというデータが出てくるんですよね。
Sidow:介護・福祉分野や産業医の希望が増えるのは少し意外でしたね。体力的な問題かね?
田中さん:他にも、20代の勤務医のうち、約6割の医師が地方で勤務する意思があるみたいでして。20代は2~4年間を希望する割合が多いことに比べて、30代以上は10年以上を希望する割合が高くなるとの調査結果もありますね。
ハッシー:へぇ、10年以上を希望ってすごく意外ですね。地方で働きたいと思っている医師って、割と多いんですね。
田中さん:そうですよね。私としても30代を境目にキャリアへの考えががらっと変わるんだなと思う意外なデータでした。
ちなみに20代医師で地方勤務を選ばない人には、どんな理由があると思いますか?
細井:若さゆえに当然ながらプライベートも充実している年代でしょうし、都会にいたいと考えるのは妥当なのではないでしょうかね。若手でいきなり地方に行くのは臨床経験としてはかなり力になるでしょうけれども。
ハッシー:臨床経験を積みたいと思っている20代の方々にとっては、地方の環境で偏りのない十分な症例数が経験できるか、専門医を取得できるかどうか心配している人も多そうですよね。
田中さん:皆さん、仰るとおりです。
労働環境や仕事内容に不安があったり、医局の人事のため選択の余地がないこと、専門医の取得に不安があることなどが大きな理由のようです。
また、30~50代の医師は、子供の教育環境だったり、家族の理解が得られないことや、仕事内容・労働環境への不安があることが、大きな理由として挙げられていますね。
Sidow:なるほど。確かに、年代やライフステージによって、医師も仕事への悩みが変化して、キャリアの考え方は変わりますからね。
細井:年代やライフステージもそうだし、時代によっても医師の働き方は変わるんですね。
最近は昔よりも顔出しでSNS上で情報配信するドクターも増えてきたしね。
田中さん:働く地域の他にも、「常勤勤務と非常勤勤務の働き方について」よく意見が分かれるかと思いますが、こちらに関してはどう思いますか?
ハッシー:常勤、非常勤については、色々な意見があるかと思いますが、それぞれの働き方に良さがあるかなと感じています。
田中さん:なるほど、橋本先生は具体的にどのような良さを感じられますか?
ハッシー:そもそも常勤って、収入などもしっかりと保証があるし、安心じゃないですか。
収入とか、休みとか、現状の職場環境に特に不満が無いようであれば、生活も安定するし、福利厚生もしっかりしている場合が多いし、常勤はそういった意味ではメリットがありますよね。
一方、非常勤は自由な働き方ができるという点にメリットあるような気がします。
Sidow:たしかにそうですね。非常勤の中でもいろいろな形があって、非常勤だけでフリーランス医師として働いている方もいますけど、常勤+非常勤で働いている方が最も多いですよね。
自分のように医局に属している人間からすると、フリーランスの方は1つの職場に縛られる必要がないというのは魅力に感じます。
細井:そうですね、現在の常勤先に不満がある人は、非常勤の働き方も視野に入れた方がいいかもですね。俺はそういうタイプ。保障がとか休みがとか言っている人も多いけど、それは守りに入りすぎかなと。
現在常勤の人は、非常勤も積極的に取り入れて、収入アップしたり、普段やっていない分野の診療を行ってスキルの幅を広げたり、稼いで得た余剰資金を資産形成に回すこともできるから有用ですよね。
田中さん:なるほど。スキルと時間とお金を上手く活用するというわけですね。
ハッシー:たしかに常勤のように保障がない分、非常勤は、時間の融通が利くので、自分の興味があることやビジネスにも挑戦できたり、何なら非常勤で高単価で働くことで、医療以外のやりたいことにも時間が割けたりしますからね。
細井:常勤も、スキルとか、専門医とか、学位を取る目標があるのであれば大事だけど、収入やライフワークバランスを重視するなら、両立のできる環境を探す事も視野に入れたほうがいいよね。
探していないだけで、自分のスキルが求められている職場ってあるとは思うんですよね。医局とかにいると視野が極端に狭くなるけれど。
--環境を変えるべきかどうかはどう判断する?
田中さん:環境を変えるべきかどうか、悩んでいる方が多いと思うのですが、過去にそのようなご経験をされたことはありますか?また、どんなお悩みの質問があったりしますか?
Sidow:医局いたり、SNSやってたりすると、色々な悩みを聞きますね。やっぱり、よくあるのは、「給料が低い」「労働環境が悪い」「転勤が多い」など現状の労働環境に満足できないという話ですね。
ハッシー:最近だと、需要と供給のバランスに問題があって、働きたくない場所で強制的に働かさせられたり、大学院生だと、研究の合間に無給で外来やらさせる無給医とかもいたりしますからね。
田中さん:なるほど、そんな環境もあるんですね。。無給医は過酷すぎますね。。
細井:納得のいかない環境で働くぐらいなら、やめちまえというのが俺の考えですが、実際そんな過激派が少ないのが医者の世界。
もし質の高い転職が成功すれば、より好待遇で休みが多くなり、生活の質が上がって、家庭関係も良好になる方は増えるでしょうね。そもそも実は、大学医局とかにいると閉鎖的だから感じないだけで、医師の業界って転職めちゃくちゃ多いですしね。
田中さん:なるほど、我慢して時間を無駄にするぐらいなら、早く環境を変えた方がいいと。
たしかに、先生方のように転職をポジティブに考えている医師は多くて、医師の約7割が転職の経験があるというデータもありますね。
Sidow:へぇ、転職をされる方ってそんなにいるんですね。
田中さん:先生方が転職を考えたタイミングやきっかけなどはありましたか?
細井:僕の場合は人生設計の一環で転職しましたね。
27歳の時ですかね、後期研修が終わったタイミングで、美容外科に進むか、形成外科を続けるかで分岐点があったんですよ。形成外科に兆しが見えなかったんで、美容外科一本に転職しましたね。美容志望は最近多いですよね。
ハッシー:私の場合は、休みが極端に少ない中で給与も低くてストレスが溜まった時があって。その時にこの先の人生を考え直して、今のままでいいのかな、と立ち止まった時に環境を変えるために転職しようと考えたことはありますね。
実際、転職して待遇も良くなるし、新しいキャリアも積めて本当によかったという人は身近にもいます。
Sidow:なるほど、、身近にいると影響受けるよね。
細井:そもそも、みんな自分の人生は自分や家族のためにあるのであって、職場や組織の利益のために捧げるものではない。
医師は社会的立場もあって表向き愚痴や文句を言わないみたいな雰囲気あるけど、Twitter等の匿名医者アカウントでは皆不満を言いまくってますよね(笑)
Sidow:たしかに。細井先生も結構思ったことズバズバ言うよね(笑)
僕も思ったことは言っちゃうタイプですけど。
田中さん:そうですよね。実際は、仕事環境に不満があると思っていてもなかなか言えなかったり、環境を変えるための行動に移しづらい人が半数近くいるようです。
細井:そうですね、給与以外にも家族との時間を増やしたくて効率よく稼ぎたいと思っていたり、よりスキルアップするために今より医療資源の整っていて待遇の良い病院へ移りたいと考えていたりするって人は思っているより多いんですよ。
そういう相談を聞いてくれる存在や、環境を変えるきっかけとして転職サイトを使うのはひとつの選択肢と思います。自分に人づてで回ってくる案件だけでは比較検討できるほど数が集まらないですからね。
--転職!というよりもまずは医師としての現状を相談をしてみる
田中さん:先生方は具体的に転職活動の中で意識したことはありますか?大変だったこととか。
ハッシー:意識するのは待遇とか、条件面というのが正直なところです。あと、困ったのは就職先が見つからなかったり、条件が合わなかった時ですね。自分一人だけだと解決するのに時間がかかるので、第三者に相談したりもしました。
田中さん:なるほど。気になるのですが、先生方はどうやって常勤や非常勤の勤務先を見つけられているのですか?
Sidow:医局から派遣されている非常勤バイトなどに行くことが多かったですね。
橋本:私の場合は、友人の紹介で行っていました。
友人は国内最大級の医師転職サイトとして有名な「エムスリーキャリア」さんなど利用していたりしましたね。
細井:エムスリーキャリアを使っている人は多いですよね。僕の先輩でも最近エムスリーキャリアを利用して転職したドクターがいます。
医師ならほとんどが知っているであろう会員登録数が28万人以上の『m3.com』という医療情報サイトを運営している会社のグループが母体の転職サービスなんですよね。ドクターの希望のキャリアや働き方を一緒に考えてくれるそうです。
橋本:しかし、28万人以上て、、かなり多いですよね!
Sidow:僕の友人からもコンサルタントやサポートがすごく充実されていたと聞きました。
年収とか待遇の希望条件を積極的に病院側に交渉してくれて、面接日の調整とかまでしておいてくれると。勤務で忙しい中、自分でやらなくていいので時短ですね。効率よく転職活動を進めたい医師の方にとっても、心強い味方になれるようにスタッフが親身になってサポートしてくれるみたいですよ。
田中さん:紹介以外にも、そういったサービスを使われる先生も多いのですね。
細井:転職の際に自分で行きたいところに直接アプローチしてもいいと思うんですけど、自分の知らない選択肢を見逃している気もするので、転職のエージェントを通して多くの候補に触れるのもありかなと。
自分のスキルを求めている職場を紹介して貰えるので、互いの希望の不一致が少なく、自分の実力や希望に合った就職先がわからない人には特におすすめかもですね。
Sidow:医師業界に特化しているサービスだからこそ、悩みを知り尽くしていると思うので、まずは登録してみて、一度相談だけでも乗ってもらうのは良さそうですね。
細井:とりあえず、今悩みがある方や将来キャリアに不安を持っている方は、なにかしら行動に移して、環境を変えた方がいい。
第三者的目線を入れるという意味で、転職サービスなどに登録をして相談をしてみることは1つの有効な手段だと思いますね。
田中さん:そうすると
・転職や自分の働き方について考えている方。
・収入や待遇、条件や職場環境に何かしらの不満を持っている方。
・自分のスキルアップややりたいことへの挑戦など、もっと時間を有効活用したい方。
・何が不満で悩んでいるかはわからないので、相談に乗って欲しい方。
このようなお仕事のお悩みやご相談がある方は、
プロの方に相談してみるのはいいかもしれないですね。
田中さん: 色々とためになるお話をお伺いさせて頂き、ありがとうございました。
よくご相談いただくお医者さんにとってもプラスの情報になるかと思うので、
是非おすすめしておきますね。
細井先生、Sidow先生、ハッシー先生、本日はありがとうございます。
一同:ありがとうございました。
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今回は、田中さんのお話を伺いながら、
Sidow先生、ハッシー先生と一緒に、それぞれの経験をもとにお話しすることができました。
ざっくばらんに本音トークができればと思うので、何か聞いてみたい話や
やってほしい企画などがあれば、コメントなどでも、どしどし書いてくださいね♪
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一度きりの人生。
今の自分の生活に満足ができていなかったり、不満があったり、違和感を感じているなら、まずは環境を変えてみてはいかがでしょうか。
環境を変えることで「イキイキと働きたい」あなたの背中を押してくれるはずです。
他の転職エージェントに相談中でも、
すぐに転職活動する気がなくて、とりあえずの情報収集をしたいという方でも
人生のお悩み相談に乗ってほしいという方でも、すごくためになるかと思いますよ。