アマソラクリニックの細井です

 

 

 

 

クリニック開院依頼、豊胸手術を多く手掛けさせていただいております。現状、特に血腫や感染などの合併症もなく、再手術になった症例もなく、皆様、希望通りのお胸を手にされて喜んでいただけているように感じます。

 

かつて癌研で手掛けていた乳房再建のご依頼もいただき、乳房治療に関わることができてとても嬉しいです。

 

さて、豊胸手術ですが、バック豊胸と脂肪豊胸に大別されます。アクアフィリングは論外なので、絶対に入れないようにしてくださいね。ヒアルロン酸は一過性の豊胸ですので、あまり大金を投じないようにしましょう。

 

大まかには

 

●確実なお胸のボリュームを求める方、他の部分にダウンタイムを求めない方 →バック豊胸

●部分痩せしたい箇所があり(脚やお腹周りや二の腕など)バレない自然な豊胸を求める方 →脂肪豊胸

●自然でかつ確実なボリュームを求めている方 →バック+脂肪豊胸=ハイブリッド豊胸

 

とお勧めしております。

 

さて、現実的に、ドクター選びに迷う部分が多いと思いますのでコツをお伝えします

 

まずバック豊胸については、患者様の希望に合ったバック選択のサイズ感覚、挿入位置の調整が非常に大事になってきますので、症例数をこなしているドクターが良いでしょう。乳房再建でもシリコンインプラントのサイズ選択は非常に大事になってきますので、

形成外科で乳房再建を多くこなしてきたドクターを勧めます。

手指や剥離器具で力任せに鈍的に剥離してバック挿入スペースを作る手術方法は昭和の美容外科医にありがちですが、やはり、それでは筋膜を傷つけたり、層を誤ったりして術後の痛みや後出血などの合併症の頻度が上がります。また、狙った高さに厳密にバック配置ができない可能性もあります。

乳房にはさらに上位の手術として、乳房縮小術や、乳房釣り上げ術と言った乳腺組織を操作する、豊胸よりも高度な手術があります。そう言った手術を普段から行っているかどうかも非常に大事です。豊胸だけではなく、乳房の手術全般にこだわりを持って手術を行っているドクターがよろしいかと思います。バック豊胸しかできない、あるいは脂肪豊胸しかできないドクターでは、提案のレベルが低いものになってしまう可能性があります。

 

脂肪豊胸については、豊胸のテクニックももちろんですが、脂肪吸引のテクニックが非常に重要になってきます。当然ながら脂肪吸引経験の十分なドクターにお任せするのが良いでしょう。

注入に関しては、しっかりとルール内で注入をしていれば、しこりなどの大きなトラブルは起きないと思います。指導体制のしっかりしていない環境で施術しているドクターはしこりを作ってしまう可能性が高いので、そういったクリニックは避けましょう。

また最近は様々な機器を施術に加えることで、値段を高くする方法が主流となっています。

主だったものとしては、ベイザー、ライポマティック、アキーセルなどと言った機器です。いずれも「ダウンタイムが少ない」や、「生着率が上がる」など様々な喜ばしいメリットを掲げておりますが、これらの機器でそこまで有意な結果の差を感じたことがありません。それゆえ、当院ではこれらの機器を導入しておりません。また脂肪の注入法にも横文字の名前をつけて、ブランディングしているクリニックの話もよく聞きますが、脂肪の注入方法にそんな多種多様な方法はありません。正しい注入方法は一つです。課金しないと正しい方法で注入してくれないようなクリニックは避けましょう。

備品としてエコーを用いて注入や診察をしてくれるかも大事です。必要に応じてエコーで経過を確認してくれるクリニックは良いクリニックだと思います。

 

患者様からしたらそんな医療業界の裏事情は知る由もないと思いますが、われわれ現場では、「あの機器、全然効果ないよね」「高い方法にしてもしなくてもやり方同じじゃん」なんて会話は多々あります。しっかり調べて納得して、正しいドクター選びをして、自慢のお胸を手にして欲しいと思います。