私が心理カウンセラーになって思ったこと。
対象は18歳~40歳くらいまでの女性が多かったです。
職業はほとんど夜のお仕事、男性を相手にするお仕事や既婚者との恋愛などなど。
私も過去男性相手のお仕事をしていたこともあり、経験者という立場でカウンセリングしていました。
経験者といっても全く同じ立場にはなれないのですがね・・・
時には難しいお客さんの接客についてや、クレーム対応など。
カウンセラーをしていてよく言われるのが「相手が何を考えているか分かるんですよね」や
「ずっと話を聞いているのってすごいですよね」と言われます。
正直、「辛いんだな、嬉しいんだな、苦しいんだな」という状態や「そんな気持ちになるだろうな」は分かります
ただ、「何を考えているか」は分からないです
「気持ちが分かる」というのとも少し違うような・・・
そして「スッゴイ嫌い」「なんでそんなこと言うんだろう?!信じられない」とうことは少ないと思います
先ほども書きましたが、生まれ育った環境も全く違うし同じ人生を歩んだわけではないので
『相手と自分は違う』を前提において接するので一瞬ムカついても逆に相手に対して
『どういう経緯でそんな考えになったんだろう』『その言動の出どころは何だ?』と考えるので
興味に繋がり、相手との会話が増えその結果仲良くなったりします
そして、「カウンセラーさんって寄り添うんですか?」とも聞かれたりします。
私は多分『寄り添う』タイプではないのかなぁと最近思います。
私も過去に何年も精神科、診療内科に通い大量の安定剤など服用していました。
お医者さんや、カウンセラーさんともお話をするわけですが
本当に辛くてどうしようもない状態をはなしていてると、
「つらいですね、少しでもよくなっていけるようにご家族にも協力してもらいましょう」
「今本当に辛いんですね」
「一緒に頑張りましょう」
などなど、色んな言葉をかけてくれるのですが
確かに話を聞いてくれるだけでも楽になることはあっても
自分の抱えている問題や根本的な原因が解決するわけではないんですね。
だって、お医者さんやカウンセラーさんが私に変わって対処してくれるわけでもなく
辛い状態を半分こ出来ることも不可能です
クライアント側になっても「気持ちが分かってくれたから・話を聞いてくれたからと言って問題解決や前に進むわけではない」
だから私はクライアントさんに対して「寄り添う」というより
「解決方法を見つけましょう」「今より1歩でも進めるように考えましょう」
そして「1日でも早くカウンセリングに通わなくていいようになりましょう」
です。
ここでコーチングという手法を使っています。
私は自分でもどうして長期的な鬱病から抜けられたのかははっきり分かりません。
覚えているのは、先ほども書いていますが
「病院に通って色々話しを聞いてもらっても解決するわけじゃない」
「この薬を飲んだからって、根本的な問題が解決するわけじゃない」
しかも、定期的に通うとまぁまぁな医療費と薬代がかかるんですね。
一概に「薬はよくない」と言っているのではないです。
お薬が必要な方もいらっしゃるのでお医者さんと相談の上減らすなりやめれるなりしたほうがいいです。
ただ、私はお医者さんに何の相談もなくある日突然、通院も薬も止めれたのがきっかけで
「みんな、一生今の悩みが状態が続くわけじゃないんだ、変われるきっかけがあればどんどん変わっていける。」
と思ったので・・・
頑張るだけがよいことでもなく一次的に頑張らないって選択肢もありますし
その頑張らない期間が次へのステップや変化のきっかけになったりすることもありますからね。
色んな人がいて色んな考え方があるので私みたいなカンセラーもいるって感じですかね(^^ゞ
私も定期的に尊敬する方や心許せる友だちに話を聞いてもらって
時にはコンサルしてもらったり、時には愚痴ばっかり言ってみたり・・・
人としてはまだまだ。色んなことを勉強中。でもそうやってコントロールしています。
今は少し前から「アンガーマネジメント」について勉強し実践中。
自分の心の扱いが分かるって面白いです