数に強くなる 〜畑村洋太郎〜 | 今日、一日一区切り

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数。

これまで理系人間として生きてきて、数にはおく触れてきた。

しかし、数から物事を判断するのが苦手だと思っていた。
だからこの本には惹かれたのかと思う。

数は人間にとって大事なものだが、
日頃から意識している人はあまりいないのではないか。

畑村は日頃から数を意識して生活しているという。

例えば、人間は少し大股で歩くと約自分の身長の半分の長さだという。
だから、歩数を考えていけば、散歩もおもしろいことになる。

鉄の熱膨張率の話は興味深い。

電車が走るときの音はカタンカタンという。
あれはレーンとレーンの繋ぎ目から出る音らしい。

真冬と真夏時でも大丈夫なように隙間を開けているらしい。
あの幅はいくらか。ざっくり1センチ
レール一つの長さはざっくり25メートルくらいか。

温度は東京で寒くて0度。
夏は熱を吸収するからけっこう高い。風呂以上。けど100度もいかねーか。
じゃー70度。

これで鉄の熱膨張率を考えるらしい。

鉄の熱膨張率は1度あがるごとに基準の長さからいくら伸びるか。

0.01/25/70
これで求まる。実際は1.2×10^ー6らしい。
このように考えることが大事だという。

また半導体の話。
半導体はシリコンとリンでできている。

シリコンとリンの比率は10^18:1
今環境問題でppmという話がある。
ppmは1/10^6のこと

10^6は100×100×100
1ppmはその中の1個というらしい。
そんなので大騒ぎ。
うーんおもしろい。

さてリンは半導体で不純物と呼ばれる。
そのおかげで様々な機能をもっている。

1000000×1000000×1000000個のうちの1個

まさにミラクル。

勉強になった。
数、意識したらおもしろいだろう。意識しようと思う。おもしろい。

まさにミラクル