母へ、これから留学する皆様へ | JINの留学日記 in NZ

JINの留学日記 in NZ

ニュージーランドで高校留学をしているJINです。
New Zealandでの生活情報などを発信していきます!

最近は受験でほとんど更新ができていないが、写真などは受験が終わったらまとめて載せようと思う。

今日は、どうしても書きたい内容があったので久しぶりにブログを開いた。
たぶんものすごく長くなるが、「母へ」というタイトルで、今日までを振り返ってみたいと思う。

私は、中学校、高校とほとんど学校へ行かなかった。いわゆる不登校というやつだ。中学校3年の後半からは全く学校に行かなくなり、高校は志望校に合格できなかった。 そのせいだろうか、高校は1年のころから遊びまくり、勉強は全くしてこなかった。中学校では上位の成績だったものの、前期が終わるころにはすっかりと赤点の常連となっていた。
そのころ、私と母の仲は険悪とまではいかなかっただろうが、決して良くはなかった。高校は県外へと出たかった私を引き留めたと、私はどこかで母を恨んでいたのかもしれない。合格できなかったのは、やりたいようにやらせてくれなかった母のせいだ・・・と。
母は私に、「勉強しなさい」と決して言わなかった。私を落ちぶらせたのは自分のせいだと責めていたのだと思う。どんどん成績が落ち、留年間際だった私にも言わず、ただただ信じていてくれた。

私が留学をしようと決意したきっかけはくだらないことだった。高校1年生の1月、私の彼女が留学することになり、離れるのが嫌だった、そんな不純な動機だった。私は母に相談した。確か母は苦笑いしていたと思う。
「高校受験のときは県外、次は海外・・・。大学は宇宙かしら?」なんてことを言っていた。
父は、「高校すら進級できないやつが海外に行ってなんになる」と言った。私は必至に勉強した。13教科中10教科で追試を受けなければ進級できないという状況だった。このころからだろうか、私は変わったと思う。こんな絶望的な状況でも母は私を信じてくれた。そして友人の協力もあり、私は無事進級することができた。

進級した直後から私は完全に留学する気満々だった。父は反対していた。そりゃそうだ、今まで家でぐうたら学校にも行かずにいたバカ息子を海外に送り出してもただ遊び呆けると誰でも思うだろう。母は、私を信じて送り出そうと言ってくれた。たぶんあの時母が送り出してくれなかったら今頃私は腐っていただろう。死んでいただろう。

このブログが留学ブログであることからわかるように、私は現在留学している。
留学先でいろんな経験をし、勉強をがんばっている。結果もそれなりについてきているのではないかな。今私は、受験という大きな分岐路に立っている。これからの人生を大きく変える選択になるだろう。母は、私を応援し続けてくれている。父も今は認めてくれている。だから私は今も頑張れているのだろう。きついこと、大変なことも多かったが、この留学で私はたくさんのものを得た。その中でも家族のありがたさを再認識できたことは本当にかけがえのないことだ。
おそらくこの受験や大学進学後の生活はとても大変な道のりだろう。しかし、母と父が私を信じて支えてくれているからたとえ躓いてもまた起き上がり、前を向ける。
なかなか面と向かってはおろか、電話ですら恥ずかしくて言えないのだが、本当に感謝している。そして大好きだと、私の母が、父があなたでよかったと心から思っている。


これから留学をされる方、ご両親と過ごせる時間はもうあまりないかもしれません。しっかり感謝の気持ちを伝え、留学できることのありがたさを噛みしめてください。

現在留学をされている方、たまにはご両親とskypeや電話してください。きっと応援してくれているはずです。

なにかのご縁でこのブログを見てくださった方、ご両親とたまにはじっくり話してみるのも悪くないですよ。

長い記事ここまでお付き合いいただきありがとうございます。