九州大学の元教授で、日本学術振興会バンコク研究連絡センター(Japan Society for the Promotion of Science,Bangkok Office)の元所長である山下邦明氏より、「世界で学ぶ、働くことは生きること」(書肆侃侃房)をご恵存いただきました。

 

アラスカで野生動物研究に没頭した人類学者

パリで10年、バンコクで8年暮らした国際公務員
地域おこしを実践する一級建築士・・・

 

11 人11 色の生き方の中に、きっとあなたの方向を決めるヒントが見つかるはず。

 

コロナ時代の今、これからの仕事をどうしようか、就活がむずかしいなど、悩める若者にヒントを与える本。悩んだら、迷ったら、まずこの本を読んで冒険心を持ってほしい。若いからこそ、仕事を辞めたからこそ、今できる事があるはずです。振り返ってみることも、新しい一歩を踏み出すことも、今は大事かもしれません。

 

 

山下邦明氏は、2020年6月までの8年間、日本学術振興会(JSPS)のバンコク研究連絡センターの所長としてタイで活躍されました。大学や研究機関に属する研究者の研究活動を国に代わって支援する日本学術振興会は、日本と諸外国の研究者との共同研究も支援しており、山下邦明氏はASEAN諸国と日本の橋渡しをされてきました。

 

日本学術振興会バンコク研究連絡センターに着任される前の9年間は、九州大学教授として、さらにその前の10年間は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の本部事務局で活躍されてきました。寄稿のなかでは、世界的なスーパースターであるマイケル・ジャクソンから「世界寺子屋運動」への協力を取り付けたエピソードなども知ることができます。

 

コロナ時代の今、これからの仕事をどうしようか、就活がむずかしいなど、悩める若者にヒントを与える良書です。

 

 

生田博子 編著  
加藤重治/木田新一郎/芝田政之/島津正數/辰野まどか/長野剛/松原明生/村井浩二/村山由香里/山下邦明

A5判、並製、オールカラー160P
定価:本体1,600円+税
ISBN978-4-86385-450-5 C0036