先日〔11月19日(月)〕、日本書道美術院主催「第63回 全国競書大会」の結果通知が届きました。今回展で、6回目の出品になります。
日本書道美術院は、戦後混乱さなかの
昭和20年12月に全国に散在していた書家を結集し、
戦後初めて結成された伝統ある書道の総合団体です。
本競書大会は、半紙作品の出品のみで、どなたでも気軽に作品づくりができる大会です。また、例年出品総数も大変多く、教育部が約9,000点、一般部(含大学生)が約5,000点の計14,000点もの総数があります。
そして、本競書大会の上位賞作品は、キリッと引き締まった線質の中にも流れや温かさがあり、余白が十分に生かされ、生き生きと動きのある作品が多いです。
次に、褒賞です。
<上位入賞(特別賞相当)>〔※( )内の人数・割合は、前回大会「第62回大会」のもの〕
①特待賞(7名、うち一般部漢字・かな各1名:計2名)
※この賞は、前回大会において、「②日本書道美術院賞」の受賞者の中からのみ選ばれます。
②日本書道美術院賞(9名、うち一般部漢字・かな各1名:計2名)
※実質上の最高賞
③理事長賞(15名、うち一般部漢字1名・かな3名・新書芸1名:計5名)
④毎日新聞社賞(中学生以上14名、うち一般部漢字3名・かな4名・新書芸1名:計8名)
⑤毎日小学生新聞賞(小学生4名)
⑥全日本書道連盟賞(25名、うち一般部漢字3名・かな4名・新書芸2名:計9名)
※授賞式の賞状・賞品は、個人での受け取り
⑦高野山金剛峰寺賞(39名、うち一般部漢字5名・かな8名・新書芸3名:計16名)
⑧全国競書大会賞(105名、うち一般部漢字19名・かな32名・新書芸7名:計58名)
※授賞式の賞状・賞品は、集団での受け取り
※賞状、副賞(特製カップ、特製トロフィー、クリスタル楯等)、東京都美術館講堂での授賞式出席対象、東京都美術館に表装作品展示、入賞者目録に氏名掲載(計.218名、うち一般部109名)〔約1.6%〕
⑨書道美術特別賞(一般部漢字23名・かな64名・新書芸15名:計102名)
※賞状、副賞(額)、東京都美術館に表装作品展示、入賞者目録・インタネットに氏名掲載〔約0.7%〕
⑩みんなの書特別賞(高校生以下82名)
※賞状、副賞(メダル)、東京都美術館に表装作品展示、入賞者目録・インターネットに氏名掲載〔約0.6%〕
⑪書芸文化院賞(257名、うち一般部漢字42名・かな88名・新書芸22名:計152名)
※賞状、副賞(小筆)、東京都美術館に表装作品展示、入賞者目録・インターネットに氏名掲載〔約1.8%〕
※以上、上位入(賞特別賞相当) 計659名、うち一般部363名〔約4.7%〕
⑫秀華賞
※賞状、賞品
⑬推薦
※賞状、賞品
⑭特選・準特選
※賞状、賞品?
⑮金賞・銀賞・銅賞
※賞状、賞品?
※⑫~⑮ 〔約95%〕
以下、各回の過去の受賞結果です。
そして、今回大会に出品させていただいた半紙作品(臨書作品6点、創作作品4点)です。
本競書大会は、一人3~10点を一組として出品するというきまりがあります。出品されたすべての作品が総合評価され、その中から、一番優れた1点が入賞作品となります。
今回展でも10点出品させていただきましたが、今年書いた作品が6点、昨年、一昨年に書いたストック作品の中から4点を出品させていただきました。毎年、このような感じで出品しています。
それでは、今回展の結果です。
今回展では、過去6回展出品中最高の「日本書道美術院理事長賞」(上位約0.06~0.17%:一般部漢字 全国第2位)を受賞させていただきました。出品総数の割合では、今年の自己最高位です!
ただ、今回展の作品は、全体的にこじんまりし過ぎて変化に乏しかったので、あまり自信がありませんでした。しかし、とても大きな自信と励みになり、様々なことへのモチベーションも上がります。どうもありがとうございましたm(__)m
いずれの作品が
「理事長賞」を受賞させていただいたのかは、展覧会にお伺いしないと分かりません。授賞式と展覧会には、何度か機会をいただきましたが、まだ
「第58回展」の1回しか伺ったことがありません。今回展は、ぜひ時間をつくって、久しぶりに行ってみたいと思います(*^^)v
同時期、
「東京都美術館」では、「ムンク展」をはじめ、いろいろな展覧会が開催されます。お近くにお立ち寄りの際は、ぜひお出かけください。他にも書道展や絵画展が開催されています。
<「第73回 日書展」 併催 「第73回 日書美教育部展」 & 「第63回 全国競書大会」>
会 期:平成31年1月4日(金)~10日(木)まで 〔1月7日(月)は休館日〕
入場9:30~17:30 最終日は15:00まで
授賞式:平成31年1月6日 (日)13:30〜
それでは、この度も大変お世話になりました多くの審査員の先生方、そして、
日本書道美術院の皆さまに心から感謝申し上げます。また、次回大会へも勉強のため出品させていただきたいと思います。
<追伸①>
いつもの出品作品郵送封筒です。最近は、意識をしながら書くようにしていますので、少しずつ良くなっていますでしょうか?