昨夜は東京中野にある「なかのZERO大ホール」にてフラメンコの公演を観に行って参りましたビックリマーク

日本フラメンコ協会 第23回 新人公演
『FLAMENCO RENAISSANCE 21』

以前、八卦掌を指導させて頂いた方からのお誘いで初めて生のフラメンコを観ました音譜

感想は『スゴイ』の一言!!

ダンサーの方々の身体能力、表現力、そして、気迫!!

そして、バックでフラメンコ独特の唄い、合いの手、手拍子、タップ、ギター演奏をする方々の感情ほとばしる音楽!!

18時から21時半まで開催されていたのですが、途中20分間の休憩を除き、全ての表演を両の眼全開で見入っていました目
おかげで眼が乾燥して少しヒリヒリしました汗

私は武術を通して物事を見る癖があるのですが、フラメンコは『八卦掌』にとても似ているように感じました。

「体軸中心の旋回運動」
「地面の反発力の利用」
「全身の関節の連動」
「しなやかな動作」
「体幹部の安定」
「空間把握能力の活用」
「頭頂部の天への突き上げ」
「精神の活性化・意志力の発動」
などなど。

勿論、腰背部の形状など異なる所もありますが、様々な表演を観ていると「八卦掌」の技法と類似する動作がそこかしこに出てきます。

八卦掌」という武術を学ぶ際は、最初は「力み」が生じないようにリラックスして行いますが、身体が出来上がり、力む事無く八卦掌の動作ができるようになったら、「意志力・精神力」を発揮し、「意」で「気・力」を導くように練習します。

上手な動作が出来るようになっても、なかなか「意」の発動ができなかったりするので実は結構難しい要領です。

しかし、フラメンコではバックの音楽との相乗効果からか、精神を高ぶらせ、且つ、コントロールする事ができるようで、この点は武術にっても多いに学ぶべき所があるように感じました。

『舞』と『武』は似ている

そのように感じ、また一つ視野が開けた気がします。


旺龍堂代表 小幡良祐