高田龍の《夢の途中》 -6ページ目

高田龍の《夢の途中》

気がついたら、72歳に成ってました。
今までずいぶんたくさんのことを書いて来ました。
あと何年生きられるのか判りませんが、書き続ける事が生存確認でも有りますし生存証明でもあります。
宜しくお願い致します。

さて、訳のわからない話の続きでございます。


      続 

  ホルモンサイエンス

 
 熊谷駅の南口、そのロータリーに会長のベンツが入って来ました。
『おはようございます』
痛そうな顔をしないように努めて明るく振る舞う私。
『おはよう』
会長も挨拶を返します。

ここで変なことを、会長は言います。
『ちょっとクルマを停めてくるね』
私は、どういう事か判りません。
数分が過ぎました。

ニコニコしながら会長は、あっ、もう会長じゃないんだった。
内田さん、ウッチャンは無いよな。
ウッチーじゃキモいしなぁ
彼は、何処かにベンツを停めて来たようです。

⁇じゃあどうやって渋谷?
単純に私は思いました。
『湘南新宿ラインだと速い   よね〜』
南口の長〜いエスカレーターを上り、またまた長〜い通路を歩いて改札口に着きます。

私は、この時点でクタクタです。
痛みにたえるのと、クルマじゃ無いという絶望感が入り混じっているのでしょう

渋谷駅につきました。
あることに気がつきました
熊谷駅からそうですが、内田さんは先を歩きながら、時折、振り返って私に視線を送ります。
こんな人じゃ無かったなぁこの人ほんとにやる気になってるんだなぁ、私は痛みに耐えながらそんなことを考えていました。

何とか目的地の渋谷に到着
この時点で、更に私はクタクタです。

でも、ここから今日のメインテーマの《学習会》が始まるのです。
帰りたい。
帰りたい。
帰りたい。

それにはまた、あの湘南新宿ラインに乗らなくてはならない。

腰の痛みは凄く、独りで帰る自信も無いし、思えばよくここまで来たもんだよ。

会長《元が付きますが》も
行くところの場所がよく判らないらしく、渋谷に着いてから、あちこち私はひっぱり回されて、タコ焼き屋の看板が有るところを右折しました。

要約、目的のビルに到着。

さぁ、私を待つのは鬼か邪か?
私の人生、どうなるんだろう。
本日はこれ迄!

次回をお楽しみに‼️