『素晴らしいご提案を、今回はありがとうございました。
早速、活用出来ますように調整して参りますが、今年度の予算はすでに決まっているために、この件は、来年度の予算に組み込もうと思いますので・・・』
私は言った。
『コロナが日増しに社会に影響を深めている中で、あと何人自分の街の市民を殺したいんだ』
その私の思いを
『死神』くんが
正確に伝えたかどうかは
わからない。
そこから始まった役所との
戦い。
不毛な戦い。
ファイト❗️
戦う俺たちのことを
戦わないあなた達は
きっと嗤うんだろう。
あの歌は
まるで
俺たちの
BGM。
不毛な戦いは
八ヶ月続いた。
工事は
始まった。
一日も早く
『感染』の抑止になりたかった
でも
なれなかった。
人は、前代未聞という。
人は、古今未曾有と表現する。
役所は
かつてない
ウィルスと
それがおよぼす被害を
過去の慣例を
バリケードにして戦おうとする。
そのバリケードは
コロナウィルスへの
防御にはならない。
俺たちの前進を
阻むだけだった。
ファイト❗️
戦う俺たちのことを
戦わないあなた達は嗤うだろう
あの歌が聴こえてくる。
今、金があれば・・・・
【さらに続く】