生きる意味と生きた意味《小林麻央さんへの哀悼》 | 高田龍の《夢の途中》

高田龍の《夢の途中》

気がついたら、72歳に成ってました。
今までずいぶんたくさんのことを書いて来ました。
あと何年生きられるのか判りませんが、書き続ける事が生存確認でも有りますし生存証明でもあります。
宜しくお願い致します。

夕焼けは、教えてくれている。

夕焼けは、見通している。

気象学などの科学的な捉え方で分析すると不思議なことも原因結果があり、不思議でも何でもない事になるけれど、やはり私達はピンク色に拡がる夕焼け空を見見上げれば心が踊るのではないだろうか。
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苦しいことの続く人生の中に、たま〜に嬉しいことが起きて、私達は顔を上げる。

背筋を伸ばす。

きっと明日は、などと考える。

そうやって一歩一歩、見果てぬささやかな夢を求めて、歩き続けるのだ。

ピンク色の夕焼けの科学的分析など、詳しく聞いたところで、なるほどと思ったとしても、味気ない思いが
喉の奥には残ってしまう。

少なくても、私はそうだ。

美しく、明るく、聡明な女性が逝った。

日本人の中に、彼女を嫌った人間がいるのだろうか。

生きていたかったろう。

死にたくなかったろう。

そう叫びたかったろう。

まだ幼い子供達の成長していく姿を見届けたかったろう。

やがては、人間国宝にも成るだろう愛する夫の姿を見続けて、人生を共に歩んで生きたかったろう。

彼女が亡くなる前日だったろか、あのピンク色の夕焼け空は。

この大宇宙の不思議で慈愛深い力は、様々な自然現象をあやつって、空いっぱいに素晴らしい飾り付けをして、病魔に侵され死の恐怖と戦いながら多くの人間に勇気を与え続けた彼女を迎える準備をしたのだと思う。

彼女の生命は、宇宙に帰っていった。

やりたかったこと。

みたかったもの。

きっと、たくさん遺して。

その思いを

『愛してる』

という言葉に仕舞い込んで、彼女は逝った。

老醜を晒して生き続ける妖怪のような人間がいる。

自分の欲望を満たす為にだけ生きる人間がいる。

生きているだけで周りを傷つけ、被害を与えてしまう鬼畜のように生きる人間もいる。

彼女が生き続けたとすれば、いったいどれだけの人に希望を与え、勇気を与え、力となったろう。

癌が憎い。

運命という理りが憎い。


彼女を支えとした多くの人達は、自分が今生きていることの意味を見つめて、何の為に生きているのかを見つけ出して、勝利の人生を送ってもらいたいものだ。

それが、彼女に対しての何よりの回向になるのではないだろうか。


さて、無駄に生きて来た私も、今日まで生きてこれたのは、何の為だったのかをシッカリ見据えて、前進だ!

            マオさん、お疲れ様でした、合掌。



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