世界が騒然としている。
世界が怒りに震えている。
世界が悲しみに沈んでいる。
正義と悪の定義は、なんだろう。
テロ集団も、正義を叫ぶ。
被害を受けた国も、正義の名の下にテロの撲滅に立ち上がろうとしている。
最愛の家族の命を奪い取られた人々が、テロリストを憎み、復讐に立ち上がったとしても誰も反論は出来ないだろう。
そんな中で、世界を駆け巡ったテロリスト達へのメッ
セージがある。
先日、パリで起きたテロの犠牲となった百数十名のなんの罪もない人々。
その中の一人だった女性の夫が書いたメッセージだ。
《悲しみに沈み、怒りを滾らせてしまうなら、テロリスト達の思惑通りになってしまう。だから、自分は君たちに怒りも悲しみもわたさない。》
と言った様な内容だったと思う。
このメッセージをFacebookで発信した夫はジャーナリストだという。
なんと強靭な精神の人だろう。
なんと愛と正義に溢れた人だろう。
悲しみの底で、この思いに辿り着き、絶望的な怒りと悲しみの心をねじ伏せるまでの壮絶な精神の戦いに最敬礼し、最大の賛辞を贈りたい。
一方で、フランスに暮らすイスラム教徒の青年は街頭に立ち、多くのイスラム教徒とテロリストは同じではない、私は過去に人を殺したことはない。
私が、信じられるならハグして欲しいと呼び掛けた。
彼の呼び掛けに、彼の周囲を取り囲んでいた市民達の中から、一人また一人とハグする人達が出てくる。
神の名の下に、あらゆる残虐行為と殺戮を繰り返しながら世界の脅威となっている『イスラム国』。
国家などと名乗る資格などない。
人類史上、最も卑劣で狡猾で残虐で凶悪な犯罪集団でしかない。
前回の投稿記事に書いたことだが、軍事的な行為からは本来の平和の構築は出来ない。
遠回りかも知れないが、街頭に立った青年や悲しみの底から正義とは何かを訴えたジャーナリストのように、勇気ある正義の人達の《点》が世界にはある。
その《点》が《点》と結び、その他の《点》へと繋がり、そこから無数の《点》へと拡がって《線》となり、やがて《面》へとなっていく。
それは、やがて平和社会の構築になる。
政治的な思惑や、国家間の利害を超えた人間性に溢れた、人間主義の平和世界の実現になる。
必ずなることを信じて、まず自らが《点》となることを宣言したい。
勇気をもって。