夏の夕暮れ | 高田龍の《夢の途中》

高田龍の《夢の途中》

気がついたら、72歳に成ってました。
今までずいぶんたくさんのことを書いて来ました。
あと何年生きられるのか判りませんが、書き続ける事が生存確認でも有りますし生存証明でもあります。
宜しくお願い致します。

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今日も暑かった。
ほんとに暑かった。
明日も暑いだろう。
きっと暑い。
夕日に染められ、薄紅色に見える雲が
森の上に拡がって夏は盛りを迎えている。
毎日の様に見てきた風景は今年で十五年になる。
都会に生まれ育ちし我が身には慣れ難し景色も、すでに見慣れて久しい。
海の向こうでオリンピックが始まり、メディアの中心から原発問題も増税も席をゆずり、連日五輪の情報が海を越えて届けられている。
爽やかな涙と感動の波が打ち寄せられる中で、共に泣き、心洗われているうちにも、巨大企業と腑の腐り切った役人達と政治家は悪しき企みを巡らしているのだろうか。

何人も、心の奥底には善なる生命が宿ると聞くが、彼等にもそれが在るならば、必ず日本は再生出来るのだが、忌々しいほどの暑い夏がやがて終わり
、その先には冬が待っている。
そしてまた、あれから二度目の三月がやって来る。
その時、東北は何を取り戻し、何を新しく積み重ねているのだろうか。


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