この営業所に来て二ヶ月程した頃だったと思います
人がいなかったのか突然、中型の代務の所に私の名札が掛かってました
なんでですか?と会社に尋ねたのですが、乗って!と言われ、ベテランの先輩からもお前いけるやろ!と言われ、仕方なく中型車両へ
私はまだ新人に毛が生えたくらいですし、大丈夫か?と思いました
ただ、この車の方が稼げるのかもとも思いチャンスかも⁈なんて甘い発想を…(笑)
この自動ドアも着いてない車で流し営業とは…
その日の売り上げの結果は最悪でした
手が上がったら運転席から助手席にうつってそこから車外に降りて、ドアを開けてお客様にご乗車してもらうんです
何回出たり乗ったりした事か…
まさかタクシー乗務員をして足腰が鍛えらるとは夢にも思いませんでした (笑)
この日は、いきなり戦意喪失でした(笑)
私、さっと助手席からよう降りんかったので…
鈍臭い話ですが…(笑)
中型乗務員は接客も小型乗務員よりしっかりとしたものを求められます
京都には芸能関係の方を始め有名な方が沢山来られています
うちの会社ではこういうお客様は殆どが中型車両が対応します
そして、無線で呼ばれる先には京都の超高級なお店が…
また、この車は掃除が大変なんです
外はいつもホコリ一つないピカピカに、すべて手洗いです
車内もホコリ一つないように
細かい所まで綺麗にしないといけません
シートもカバーしてないので必ず拭き掃除です
毎日やりますし、営業の途中でも汚れたと思ったらすぐに掃除します
ちなみに私、掃除大嫌い人間です
m(_ _)m
これが苦痛で苦痛で (笑)
それでも続けていると慣れてしまうものです
そして、立場は人を育てます
そんな嫌いな掃除もお客様の為だと思ってやれるようになるんです
この営業所にきて半年程で中型の本務になりました
異例の出世 (笑)
でもないか
いろんな巡りも良かったんだと思います
その後は退職するまで中型の本務を務めました
本当は新人に毛が生えた程度の私ですが、まわりはそうは見てくれません
お客様もそうです
当時、一番ドキドキする会話
あ~よかった
うまいこと中型さん来てくれた
(笑)
小型の運転手は道知らん新人多いから嫌やねん
あ、ありがとうございます
(私もやばいねんけど…)
さあこの後大変です(笑)
ただ、いつもなんとか上手く行けました
これは奇跡かな(笑)
半分は言葉巧みに誘導尋問です
営業力でなんとか(笑)
ダメですね!
この手の話、良くあったんですよ
この車に乗ってる以上はミスは許されないし、当然事故なんかしようものなら
なんであいつが中型乗ってんねん!
というバッシングを受けます
中型に乗って給料はどうなったのか
変わりませんでした (笑)
ただ、客層がかわるし、流しでは中型が来たら運賃が高いと言う理由もあり乗らないお客様もいらっしゃるので、仕事の難度は間違いなく上がっていました
今、小型に戻ったらもっと稼げるとも思いました
ただ、中型の先輩に言われた一言
この車はプライドで乗る車や
この言葉を聞いて中型を選びました
よくうちの会社は厳しいとか挨拶をしっかりとやらないといけないとか、乗務員は会社がやれと言うからやってると言う感じの言葉を聞きます
中型の仲間達は会社が言うからやっているのではありませんでした
当時、中型夜勤の乗務員は毎月だったと思うのですが、仕事が終わった後に 中型会 という会合を自主的に開き、みんなで意見を出し合ったりして中型乗務員のレベルアップを常にはかっていました
会社ではなく中型乗務員がみずからです
うちの会社の中型は日本中のどこのタクシー、ハイヤーにも全てに関して負けないと言う思いを持って自分達でやってました
それが私達、中型乗務員のプライドでした
会社に都合の良い私達やと思われる方もいらっしゃるかと思います
でも、あえて言わせて頂きますが、会社に使われている発想だからその発想なんです
私達は会社を使っている発想ですから (笑)
夜勤を続けると肝臓への負担もあるので最長三年と決めて夜勤をしていました
すべては順調でした
ただ、夜のお客様にはいろんな方がおられます
夜勤時代の印象に残っているお客様や出来事を特定できない形(笑)で次回から紹介しようかなと思います
まずはベースとなる京都人の話でも…