京都でお世話になりました 元タクシー乗務員の内緒話 -39ページ目

京都でお世話になりました 元タクシー乗務員の内緒話

京都の元タクシー乗務員が運転手時代の話から時事ネタ、プライベートな話まで好き勝手に語ります
ワガママ気まま人の意見は気にしない空気は読まない私なので何が飛び出すかはわかりませんので…

夜のタクシー営業には多くの危険がともないます


最初の ヤ

ちょうど滋賀の草津からの帰りだったと思います

京都市内に入ったので行灯をつけて空車表示へ

余談

タクシー営業のルールでは自分の会社が営業認可を受けているエリアからエリア外へはOKです

エリア外からエリア内もOKです

エリア外からエリア外はOUTです

なので、エリア外では空車表示にして走行しないといけません


話を戻します


私の前にも沢山タクシーが走っていたので実車にはなりにくいと思って走行していました

しばらく走ると深夜なのにスーツ姿の人影が沢山見えます

しかし、タクシーを止める気配はありません


近づいてわかりました


本物の ヤ の方です

今まで話かなんかしてたのに、なぜか私の車に挙手!


なんでやねん‼︎

巻き込まんといてくれる?


車を停車させ、私はドアサービスを…


しばらく親分らしき人が説教を…

私は親分らしき人のやや後ろで待機

私を含めたこの光景はなかなかの一体感(笑)


そして


やっとご乗車して頂き、出発です

後ろから来ていた車も私が指示器出した途端に道を譲って下さいました
(笑)

道はそんなに広くないのに交通量の多い停車していると邪魔な場所でしたが、私にクラクションを鳴らす車もなく、どの車も行儀が良く走行して行きます


なんせ本物の ヤ が二十人程で私の車に頭を下げているんですから(笑)


車内で親分に言われた一言


兄さん


ヤクザだけにはなったらあかんぞ!


私は大きな声で…


はい!



なるわけないやん(笑)


任侠映画のワンシーンか!


この時すでに四十歳を超えていましたが、かなり若く見えたのでしょうかね(笑)



次の ヤ

新人時代の話です

もう明け方でした

木屋町蛸薬師あたりで若いカップルが乗って来ました

女性の方はかなり酔っておられます


おい!
南インターまで行って!


はい、かしこまりました!


南インターといえばホ○ル街です

ところが到着した途端に女性の方がもう帰ると…

また行き先変更で街中へ…


そして、言われた場所に到着

すると男性の方がやっぱり南インターや!と


女性の方は相当まいっていたので大丈夫ですか?とたずねましたが

やかましい!金はなんぼでもあるからはよ行けや!



また南インターへ…

そして、到着と同時に二人とも寝ようとしています


私はお客様に起きてもらうようにお声がけしましたが…


なんやお前!


あろうことか私に殴りかかって来ました

私は車外へ逃げましたが、追いかけて来て殴りかかってきます

二発くらい殴られましたがうまく芯を外しているので痛くも痒くもありません


そのまま倒して警察を呼びました

警察署ではまだお客を倒すとは何事かと文句を言ってるみたいです

警察もわかってくれてましたし、私が謝れば許してやると言ってるという事なので、早く家に帰りたいから穏便に済ませようと思い、謝ってやりました


なんでトドメをささへんかったんや!


と、まだ訳のわからんこと言ってましたが…


しばらくして少し酔いも冷めてきたのでしょうか


最後は私に平謝りでした(笑)


夜はこういうヤカラも多々いたはります



最後の ヤ


これも新人時代

京都のずっと西側で起きた話です


あるお店からGPSが…

無線と言ってましたが、うちの会社は呼ばはった場所に一番近い場所にいる車に自動で配車されるシステムを使っています


特別な仕事や長距離は音声配車なんですが…



あまりガラの良い地域ではありませんでした

しばらくして出て来たのはいかにも私は普通の職業ではありませんという匂いをプンプンさせている男性です


どちらまでまいりましょうか?

○○○

はい、○○○のどのあたりでしょうか?

○○○や!


行き先をハッキリと言いません



そして、わざと私に遠回りをさせました


なんとか目的地へ到着も案の定、なんでこんなに高いんや?

と、文句を言って料金を払う気がありません


私がひつこく払って下さいと言うもんですから相手も作戦変更です

お前ここで待っとけ!金取ってくるから


絶対に逃げるつもりです


私は車載プリンターで領収書を印刷し、即尾行!

相手の家を突き止めインターホンを鳴らしました


中からあの男が出て来て


お前誰や?


ととぼけます


また私がひつこくすると、まあ家に入れと…

断りましたが、入らんかいと今度は脅しです



正直、この時点で私は切れかけ
(笑)


無理やり私を家に連れ込むと相手の男は服を脱ぎ、足から腕まで全身に入れた絵画を私に見せて凄みます


たかがタクシー料金でここまでやるんかお前はと私はこの会社に入社して後にも先にもない唯一のブチ切れ
(笑)


まだ金もうてへんからお客と違うんじゃコラ!


さっさと金だせ!


多分もっとえぐい会話を(笑)


どっちがどっちかわかりません


結局、この男からしっかりと料金を徴収して、最後にしっかりと頭を下げ


ありがとうございました


と言ってやりました(笑)

結局こいつはヤクザのフリをして偉そうにしてる全身キャンパスに下手くそな絵を描いてもらったヤカラでした


二度とタクシー乗るな!


と、いうわけで少し脱線した話になりましたが、夜のタクシー乗務員は多かれ少なかれこういう経験をするものです



次回はもっと怖い話を(笑)

私が体験した話ですが戦慄の恐怖でした


季節外れの心霊話です