京都でお世話になりました 元タクシー乗務員の内緒話 -36ページ目

京都でお世話になりました 元タクシー乗務員の内緒話

京都の元タクシー乗務員が運転手時代の話から時事ネタ、プライベートな話まで好き勝手に語ります
ワガママ気まま人の意見は気にしない空気は読まない私なので何が飛び出すかはわかりませんので…

乗務員経験がそこそこあると、お客様が乗車された時点で、その方の特性や現在の心の状態などの情報がほぼ正確にわかってしまうものです

いつも思うんですが、人は自分のまわりの空気までもいっしょに引っ張って動いているものです


そして、畳二畳程の広さで中腰でも苦しい高さしかないタクシーの狭い空間ではその空気は圧縮されて、より乗務員に対してその事をわかりやすくしてしまいます

空気って何か

一年に一回しか着ないよそ行き用の服に着いた防虫剤の匂いではありませんし、ご降車後にもしばらく消えない超強烈な香水や、おっさんの整髪剤の匂いの事でもありません


その人自身の普段の生活感であったり、職場での雰囲気であったり、理屈ではなく感覚として感じるものなんです


苦労されてる方は苦労の空気が、前向きな方には前向きな空気が…

どんなに着飾ったとしても本質は隠せません…


感じてしまうんです


また、この狭い空間では普段通りにされているつもりでも、本当の性格や本音がとてもよく出やすくなっているのではと思っています


私事でいいますと、少しご乗車して頂くだけでその人の人となりがほぼ正確にわかりました


なぜ正確にという事がわかるのかというと、観光貸切などの場合に何時間も一緒にいてても最初とあまり特徴が変わらないからです


こわいですよ!


タクシー乗務員というのは一日の間に全く知らない人と何回も出会うわけです

その方々に対して居心地の良さなどを提供しないといけません

だから千差万別の性格に対して素早く分析して合わせる技術が自然とついてしまうんです



今でも初めての人と出会えばすぐに分析してしまいます(笑)


職業病ですね(笑)


すべての乗務員がそうなのかと言えば違うとは思います

ただ、わかっている乗務員は確実にわかっています


かなり生意気な話をします


この前も少し話しましたが、私は昼勤時代に某大手企業の会長の送迎をしていました

五年くらいはやりました

誰でも知ってる会社です



会長はとても素敵な方でした

そして、車内もいつも落ち着いた空気に包まれてました


家族の話やいろんなアホな話も二人でよくしました


器の大きな方でした


途中で退任され、当時の社長が会長になりました

この方が社長時代にもたまにご乗車して頂いていたのですが、私の感想はイマイチでした(笑)


運転に対しても無理を押し付ける方でした


こんな人がこんな大きな会社の舵を取れるのか疑問に思ってました

この方のまわりはいつもトゲのある空気が立ち込めていました


社長が会長になりましたがこんな方なので送迎が大変なようでした

私は相談役になった会長を送迎していたので送迎はしませんでしたが…


しかし、ある時期から嘘か本当か新しい会長が私を指名しだしたんです


神経使うし嫌やったんですが、仕方ないです


会長になられて初めて私が送迎に行った時、会長が変化していることに気付きました


トゲのある空気が無くなっていました

私の姿を見て、おう!という笑顔でこちらへ…


空気も前会長程ではありませんが、心地よい空気です


きっと自分のポストがトップになり、心に良い変化があったんだと思います



その後、病気で長期欠席するまで送迎は続きましたが、いつも笑顔で私を見てくれていました

そして、いつの日からか本当に素敵な会長になられていました



私は他でも、仕事がうまくいく人といかない人とはすぐに判断できました


あ!この人そのうち会社潰すわ!

なんてね!(笑)


これは空気だけではなくその人の一瞬の判断や物事の捉え方を見聞きすると簡単にわかることです


今回はかなり生意気な話になりました


空気はお客様だけで無く、当然私達乗務員も車に積んでいます(笑)

ということは、乗車して頂く前から良い空気を載せられているように、普段の自分も大切だという事です


そういう事もわかっていればコントロールできます


例えば

ディズニーランドにでも行ったつもりになってあの雰囲気に感動した後で人に接するなんてどうでしょう

少なくとも友達とケンカした後に人に接するのとは全く違うと思いませんか?

顔の相や話の選択、すべてが変わります



常に良いイメージを持つんです

それだけでも違いが出るものです


仕事がうまくいかない時、よくコンビニなどでコーヒーなどを飲んで、気持ちを楽しい方向へ切り変えて営業に行くといい事がよくありました


知ってる運転手はよくこの手を使うんですよ!


どうもいい空気は、いい空気を呼び込むみたいでした


この話はタクシーのみならず、いろんな面において大切な話だと思います(笑)


次回は、男ってほんまアホやと思う話をしたいと思います


京都の夜といえば祇園…

お茶屋さん、超高級料亭、超高級クラブ…

芸子さん、舞妓さんが京都ならではの雰囲気を醸し出します

巽橋、石畳、昔の風情を色濃く残す、素敵な場所


夜の祇園町に溢れるアホやけどかわいい男たちの話です