祇園北側、木屋町、先斗町、河原町など…
京都の深夜、朝方までやっている歓楽街です
私が夜勤をしていた頃は、週末ともなれば夜中でも人が溢れ返っていました
そしてその殆どの方がお酒を飲んでおられる方でした
中にはホステスさんを数人連れて徘徊している羽振りのいい方やら…
完全に手玉に取られてるのに気づかない男
こういう事って一回や二回ではありません
はっきり言ってしょっちゅうです
私らから見るとホステスさんと丸わかりな女性を連れた男性が手をあげます
どういう訳か手のあげ方が招き猫の手の形で、コイ!コイ!と手の平をペコペコと動かします
こちらから見たら偉そうな手のあげ方です(笑)
そして、女性を私のタクシーに乗せ、助手席を勝手に開けて、二万円程私に渡し、大阪までやけどたのむぞ!とまた偉そうに言われます
ほんまに偉そうな態度です
ありがと~ また来るから~
(笑)
後ろで女性が手を振っています
男は、俺って羽振りがええ男やろ!
という顔をして
気~つけてな!
そして出発…
大阪のどちらまででしょうか?
とりあえず次曲がれるとこ曲がって!
そして電話です
あ!○○さん?
今どこ?
うん、うん、
うち?
祇園にいてるよ!(笑)
あ!運転手さん、ここでええわ
しっかりお釣りの二万弱を持って次のターゲットへ…
やっぱり…
あの男騙されとおる(笑)
しかし、この女性は今日いくら儲けるつもりか…
私に言わせれば男の心につけいる詐欺師
最悪な女性です
でも、騙されてる男がアホやからしょうがない
私はいつも心の中で男ってアホやな~とつぶやきながら夜の祇園を流していました
別れ際の攻防
ある時、祇園から男女のカップルがご乗車
わざわざ男女のカップルといいましたが、男女で無い場合もありますので…
また、ご乗車して頂いた時は女性ですが、ご降車される時は男性の場合もあります
ご乗車されてすぐに気づいたのですが、二人はケンカをしています
しかも女性は口を開こうとしない
どちらまででしょうか?
とりあえず真っ直ぐ行って下さい
私は四条通りを西へ…
二人は無言です
葛野大路四条を過ぎたあたりでもう一度お声がけ
まだ真っ直ぐでよろしいでしょうか?
はい、真っ直ぐお願いします
少し男性に焦りが見えます
女性は表情一つかえず外を見られています
車内は重ぐるしい空気が充満しています
いよいよ桂川を渡り、四条通りも突き当たりになります
男性が慌てて私に言いました
運転手さん、橋渡ったらすぐ右に曲がって下さい
はい!かしこまりました
堤防の土手を北へ…
途中で反対向きの一方通行になるので、どっちにしても行き止まりです
男性はなんとか仲直りをしようと時間稼ぎをしたけど、どう切り出したらよいのかわからず、結局こんな真っ暗な桂川の土手で停車です
男性が支払いを済ませようとしたその時でした
女性の方が男性を乗り越え車外へ…
男性は慌てて私に大金を渡し、お釣りはいいですと言って女性を追いかけて行きました
ヘッドライトに映し出された光景
二人は背丈程ある草が生い茂る堤防の下へ走って降りて行きました
私は一瞬、待ってくれ!と声が聞こえましたが、そのあと二人がどうなったのかはわかりません
そんなことやったらなんでこんな土手に行かせたんやろと思いました
すぐに物集女街道やからまだ時間稼ぎできたのに…
きっと不器用ながら真面目な男性なんだと思います
しかし、あの真っ暗な堤防の下へ降りた女性、よっぽど何かあったのかな
実は私もこれくらいの修羅場を何回か経験しています(笑)が、なんとか仲直りをしてきました
結局最後は男が負けるんです
だから車に乗ってから私がいてるの気にせず謝ったらよかったのに…
だって車に乗るの拒まんかったという事はそれを待ってたとも考えられるやん!
無言がよけいに怒らせたかも…
男ってほんまにアホやな~といつも思います
私を含めて(笑)
次回は私が仮眠中に見た夢
夜勤の乗務員が見る夢です
やはり夢の内容も乗務員ならではの物になります
仕事熱心ですから(笑)