ろんの大学生日記 -13ページ目

ろんの大学生日記

明大生ろんの精進日記。

組織に所属するということ

大学生には、自由に所属したい組織を選ぶ権利がある。
たとえば大学のサークルや学生団体。企業やアルバイトなどが当てはまる。
これらの組織は、ヒトが集まって初めて形成できるものである。
だからこそ、組織が無機質の運動を行うことは、大学生によって運営されているという点においても、不可能である。
無機質の運動というのは、それらの組織が感情的な判断で意思決定がなされることが絶対にない状態と定義する。組織の方向性を決定するのは、その組織のリーダーが通例行う。
意思決定は複数人で行うことが多い。とりわけ大学生の組織においては、執行部がその役割を果たす。そして、多数決を取ることが多い。
これらの判断には論理性を伴うものがあっても、そこから感情を排除するのは非常に難しい。本質的に、人は感情的判断でもって意思決定を行うからである。
論理的な思考は、その判断の一助になることはあっても、最終的な決定を行うことはできない。
つまり、私たちが論理的判断だと言っているものの実際は詭弁である。
論理的なものを論理的なものとして判断する主体がヒトである限り、論理的判断を正しいと認識する自己の存在を排斥し、無機質に決断することはできない。そしてこの現象は永遠に続くと言ってよい。

さて、わたしたちは感情的判断によって組織に所属している。
このことから私は意見を述べたいと思う。
組織=ヒトの図式があり、組織=ヒトがある限り、機械の合理的計算を取り入れることはあっても、組織は常に感情的判断を行うということ。
組織のすべてを機械的産業にすることはすなわち、人間の仕事を完膚なきまでに奪い取るものと同義である。
組織の仕事は、ツールとしての機械は存在するが、それらの機械を動かす動力やコントロールするものは人間以外に今のところ存在していない。
これらは、人間が人間でなくなる場合を除いて、これからも変わることはない。
機械のように完全な合理判断を下すのが難しいからこそ、組織の理想状態に到達することが難しくなる。

組織は目的によってその形態を変える。組織が形成される理由は、共通の意図を持っている人間が集合してその目的をより良く果たそうとするからだ。
だから、大学生のサークルや部活動、学生団体など、目指すべき方向性はみな違い、そして同じ志を持った人間が集まるようにできている。
しかしながら、完全な体制を敷くことができていない組織の数のほうが、非常に多い。
不完全な状態はすなわち、みなが同じ方向に向いていないことである。
これは組織が形骸化していることを意味する。
だが、組織の真の目的を理解していなければ、そのことに気づくことができない。
組織というのは、そのような状態の場合、非常に窮屈な場として機能する。
話はそれたが、組織が感情的な判断を下すことは別段悪いことではない。
だからこそ、ヒトの意思を尊重する姿勢が重要である。

私たちは所属している全員が、何かしらの意思を持ち合わせている。
これは車でたとえると、あるヒトはタイヤの役割を持ち、ある人はドア、エンジン、ハンドル、などの役割を持つ。
問題なのは、これらのパーツひとつひとつに意思があるということ。
ハンドルが目的地にたどりつきたいと思っていても、タイヤがその意思に反すれば、目的地にたどり着くことはできない。仮に強引に車を動かすなら、そのタイヤはすり減り、消耗する。
これが窮屈たる理由だろう。

組織=ヒトであり、その各々が意思を持ち、感情的判断を行うとき、
その組織を動かしていくことが難しくなるということ。
これを解決させる手っ取り早い方法は、
パーツに意思を持たせないことだ。
これは操縦者にとって都合のいい方法であり、従来の方法でもある。そして合理的な方法なのかもしれない。
これらは往々にして行われ、学生の組織内でも行われる。
パーツになる教育を受けてきたヒトが多い日本では、これらに疑問を抱くヒトが少ない。
そしてなにより、疑問を抱かないほうが生きやすい。
一見これらのような合理的な判断は、実は操縦者の怠慢的判断(つまり自身が楽して利益を得ようと望む感情)によって行われる。
長期的に見て、このような解決方法は、いずれガタがくる。
操縦者の能力的限界と、被操縦者の精神的限界がきてしまうから。
組織を動かしていくことは難しい。
そして、そのような組織に所属するということは、
意思の排除を求められる。
このような場合、私たちに求められるソリューションは今のところ、
意思を持ち得ていないフリをして従うこと。
あるいは、完全に意思を持ちえないこと。
絶対的意思と方法で組織を変革すること。
に集約される。
今の社会には、第三の方法を行うものが求められている。
彼らのことをリーダーと呼び、その能力のことをリーダーシップと呼ぶ。
これらの能力を身に付けるために、私は組織に所属している。