小学6年生のFTMのリュウくん、もうすぐ修学旅行があります。本来なら5年生でも一泊2日の宿泊訓練があったのですが







コロナの影響で日帰り磯遊びに変更。学校行事でのお泊まりは修学旅行が初めてとなりました。当のリュウくんはとても楽しみにしており、







習い事のサッカー教室の合宿で、お風呂や着替えに対して葛藤をしていたのをキレイに忘れているようでした。コロナの影響で宿泊はホテルなので、2人1組のツインルーム。







部屋にユニットバスが付いているので、お風呂や着替えのハードルは低そうです。1学期の担任の先生との面談時にある程度そう言ったことを聞いていたので、






「修学旅行に対する意向は直接リュウくんに聞いてください」と伝えてました。小学校入学時から何度か話し合いに行き、ほぼ全面的にリュウくんの希望通りに過ごせているので







小学校に対する信頼があります。リュウくんが自分の言葉でどうしたいか言えるようになるために一歩下がって様子を見ようと思いました。







そんなふうに呑気に構えてましたが、担任の先生から電話がありました。内容は「多様性についての授業をします」との事。







その授業がどう言った流れなのか、当事者がどう言うところで困っていたのか(当事者活動をしているMTFさんのものでした)をプリントにした教材を使い、『男性、女性ではなく1人の人間として』と言った内容でした。







私としてはリュウくんどうこうではなく、授業の一環として取り上げる事はどうぞどうぞ、と言った気持ちなので







こんなことまで報告してもらって申し訳ない気持ちも込めて「お願いします」と言いました。その後、先生から







「もしこの授業中や後でSさん(リュウくんの本名)に対して何か言う子が出ても、こちらで対応できるようにします」と言ってもらいました。







6年間今の小学校で過ごし、低学年の頃はちょこちょこからかいもあったようですが、5年生あたりから全くそう言ったこともなくなり







毎日10人前後の男友達と遊びまわってます。私の知らない間にお泊まりの約束も取り付けてくるほどで、







コロナを理由に3〜4回お断りさせてもらってます。今の学校ではきっと大丈夫‼︎と希望的観測でその授業があった日の夜、リュウくんにどうだったか聞きました。







「今日の授業どうだった?何か授業の後嫌なことなかった?」と聞くと「なんもなかったよ。先生も聞いてきたけど







なんでSちゃん(リュウくんは家族の前での一人称は未だにコレです)に聞いてくるんかな、って思った」との事。







自覚がないのか、性別の違和感を感じないほど快適な生活を送れているのか…。どちらにせよ楽しく過ごせているのがわかり、安心しました。







この良い流れのまま、楽しく修学旅行を終えれることを願います。