前回の記事でご心配してくださった方、ありがとうございました。お陰様で自分の凝り固まった考えを発見でき、次何か課題ができた時はもう少し落ち着いて行動しようと思いました。







さて、宿泊行事を欠席したリュウくん。休んだ事でお友達との共通の話が出来なかったり、「何で休んだのか」などの質問をされないかと心配してましたが






雨で野外でのお楽しみイベントは中止。コロナ禍のおかげというか、休んだ事について特に何か言われることはなかったようです。






宿泊行事の当日の朝に欠席連絡をすると、担任の先生から「本人の不安を解消するために、今から家庭訪問しましょうか?」と驚きの言葉。






担任の先生自身が宿泊行事当日の忙しい朝に、そんな事を言い出してくれるとは、気にかけて頂いてるのを感じつつ、丁重にお断りしました。






通っている中学校は宿泊行事の前日に、事前指導として持っていくものの点検があります。持っていくもの全てに記名しているかを確認するのですが






点検前日の夜、リュウくんのお姉ちゃんからビックリする一言がありました。「下着まで見られるけど大丈夫?」と。







リュウくんは下着は男性用ボクサーブリーフなので問題ないですが、ナベシャツを点検されるのはアウティングの脅威でしかありません。







リュウくんのお姉ちゃんが宿泊行事に参加したのはコロナ前の4年前。ご時世としてもさすがに下着までは見ないのではと思いつつ、1学年上の去年参加したママ友に確認すると







「あぁ、下着まで確認されたよ」との返事。それを聞いてリュウくんの「行きたくない」気持ちが加速しました。宿泊行事前日の持ち物点検の朝、







とりあえず中学校に連絡して「下着の点検に配慮していただきたい」旨伝えました。電話に出たのは経緯を知ってる教頭先生、







「流石にこのご時世なので、下着の点検まではしないですよ」とホッとするお返事。続いて「宿泊行事についてどう言ったことに不安を感じてますか?」と聞かれたので






「お友達に女性の身体とバレることに不安があるみたいです」と答えると、「そうは言ってもずっと隠し通す事は無理なのでは。いずれわかる事ですし」と言われてました。






そうかも知れないけど、リュウくんは周りの友達には「男子」として認識されてると思い込んでます。出来るだけその思いに添える共通認識を学校ととりたかっただけに






悲しい気持ちになりました。でも学校として(と言うより教頭先生の認識では)その段階なんだと、こちらとのズレを確認できました。







擦り合わせていくって、なかなか難しいですね。リュウくん自身は宿泊行事を休んだ以降も学校やサッカークラブに以前のように参加できてます。






プールがある時以外は。プールはリュウくんが参加したいけど、着替えで別行動することに「友達に変に思われないか」と言う不安と








休めば「何回もプールを見学することで変に思われないか」と葛藤して、授業当日は朝から喚いたり泣いたり忙しいです。






これに関しては親として出来ることは見守ることしかなく、リュウくんが選択したことを否定せずに受け入れるしかないかな、と思ってます。








梅雨時期でプール授業は2回しか出来ておらず、1回は参加できたので充分頑張ったと思います。リュウくんに邪魔にならないように、これからも寄り添っていきたいです。