良さそうな人だったから。
動物を飼いたいというので、オーナーにお願いして動物可にした結果・・・・。
実は、動物虐待に近い状態で、複数年住み続けた結果。
お預かりしているお部屋が大変なことになりました。
細かい経緯は伏せますが、動物を飼育する資格のあるなしは見た目だけではわかりません。キチンと世話をして、借家であるということをしっかりと認識してくださる方もいるとは思います。
が、私はもう管理物件を動物可にはしません!
以下が学んだことですが、事態は進行中。
梅雨時期になり、ご入居中のお客様から深刻なクレームをいただいております。
ご理解のあるご入居者で、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
【動物飼育可物件の“見落とされがちな落とし穴”|特殊清掃でも臭いが消えない理由】
動物飼育可の賃貸物件は、入居者の幅が広がり、空室対策としても有効です。
しかしその一方で、退去後に“想定外の臭い問題”が発生するリスクがあることは、 オーナー様にはあまり知られていません。(わたしもここまで無責任は飼い方をするとは!)
特に、動物の糞尿が長期間放置された部屋では、 「特殊清掃を入れれば臭いは消える」と思われがちですが、 実際の現場では “消臭加工だけでは完全に消えない” ケースが多くあります。(はい。実際施工しましたが、消えませんでした)
今回は、管理現場で実際に起こる“臭いが消えない理由”と、 最終的に建材交換が必要になるメカニズムを解説します。(苦々しい気持ちでいっぱいです!)
🐾 1. 特殊清掃=“表面処理”であり、根本解決ではない
特殊清掃業者が行う作業は主に以下の通りです。
- 表面の洗浄
- 消毒
- 薬剤噴霧
- オゾン燻蒸
これらは確かに効果がありますが、 あくまで“表面に対する処理”です。
動物の尿や糞の臭いは、 床材・壁材・下地・断熱材にまで深く浸透するため、 表面処理だけでは臭いの本体に届きません。
🌧 2. 梅雨時に臭いが戻る理由は“再揮発”(お引き渡しは4月。その時は時間が経てば、さらに改善すると油断していました)
動物の尿に含まれる臭気成分(アンモニア・アミン類など)は、 乾燥しているときは臭いが弱まります。(ん、だったんですねぇ)
しかし、梅雨や湿度の高い時期になると、 建材内部に残った成分が 再び揮発 し、 「また臭ってきた」 という現象が起こります。
これは特殊清掃の良し悪しではなく、 臭いの原因が建材内部に残っている限り避けられない現象です。
🧱 3. 臭いの根本原因は“建材内部”にある
動物の尿は、以下のように建材へ浸透します。
- クッションフロア → 下地合板へ
- フローリング → 継ぎ目から下地へ
- 壁紙 → 石膏ボードへ
- 壁際 → 断熱材へ
特に猫の尿は強烈(猫のせいではありません。放置し、帰宅もせず、トイレも交換しないで、そのあげく、放し飼いした、あなた!の責任です)で、 壁際に集中しているケースが多いため、 壁の中まで臭いが入り込んでいることも珍しくありません。
この場合、 消臭加工だけでは絶対に臭いは消えません。
🔧 4. 臭いを根絶するために必要な“正しい工程”
動物臭を完全に除去するには、 以下の工程が必要になります。
● ① 汚損した建材の撤去(最重要)
- 床材
- 下地合板
- 石膏ボード
- 巾木
- 断熱材
● ② 下地の洗浄・殺菌
- 酵素系洗浄
- 次亜塩素酸
- アルカリ洗浄
● ③ 防臭シーラーで封じ込め
臭い成分を化学的に固定し、再揮発を防ぐ。
● ④ 新しい建材の再施工
ここまで行って初めて、 梅雨時でも臭いが戻らない状態になります。
🏠 5. 動物飼育可物件で“起こり得る現実”
動物飼育可物件では、 以下のようなケースが実際に起こります。
- 長期間の尿放置で床下地まで浸透
- 壁際に尿が染み込み、石膏ボードが臭う
- 退去後は臭わないが、梅雨時に再発
- 特殊清掃を入れても臭いが残る
- 結局、床・壁の交換が必要になる
これは珍しい話ではなく、 動物飼育可物件では“想定しておくべきリスク”です。
💡 6. オーナーが知っておくべきポイント
● 消臭加工だけで完全に消えると思わないこと
→ 臭いの原因は建材内部にある。
● 梅雨時に再発するのは“施工ミス”ではない
→ 臭い成分の再揮発。
● 最終的には建材交換が必要になる場合がある
→ 特に猫の尿は強烈。
● 動物可物件は“原状回復の幅”が広がる
→ 契約書で明確にしておくことが重要。
🎯 まとめ:動物可物件はメリットも大きいが、リスク管理が必須
動物可物件は人気が高く、空室対策として非常に有効です。
しかしその裏側で、 臭い問題は“最もコストがかかるリスク”でもあります。
(いままでは運よく、キチンとした飼い主さんばかりでした)
特殊清掃を入れたからといって安心せず、 建材交換を含めた“根本対策”が必要なケースがある ということを、オーナー様にはぜひ知っておいていただきたいところです。
高齢化が進む現代。高齢者にペットは必要って考えていました。
しかし、キチンとお世話をしない人が一定数いることも事実です。これは賃貸に限らず、売買でも生ずる問題です。
したくもない貴重な勉強を今回はさせていただきました。
やりたい放題動物虐待的飼育をし、出るときには国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」で責任逃れと合意を求めた、あなた。勉強になりました。