生命保険屋さんが冷たくなるとき | ある日突然膀胱癌(膀胱がん)。

ある日突然膀胱癌(膀胱がん)。

膀胱全摘出+新膀胱造設手術
~50歳の私がはじめて膀胱癌を告知されてから今までを記録していきます。

保険屋さんから電話があって是非あって話がしたいと

前の担当者の方が病気で休んでいてそれを引き継ぎました。

とのことでした。


どうせもっと高い保険に入れとか言うんだろうと思いましたが

とりあえず担当者の顔くらいは知っておきたいと

思ったので会うことにしました。

ただ新しい担当は男性ですので会う楽しみも半減です(笑)


私が入っている生命保険があと3年で更新の時期らしいです。


「まだ3年あるのでゆっくり考えたいと思っていたんですよね」

「いえ、あと3年ではなく”今”が一番の切り替え時なんです」

「今入っている保険を切り替えるときに優遇されるのが今だけなんです」

「お奨めの保険を見積もってきましたのでご説明させてください」


やっぱり担当者切り替えの挨拶じゃなじゃん(笑)

と思いましたが、私も保険をどうするか考えていたところなので

聞くことにしました。


「この保険は○○でここが優遇されていて・・・」


沢山説明します・・・


「医療に関しても入院1日目から保障されますし・・・」

「あ、医療に関しては生命保険は当てにしていないんですよね」

「入院だって大してでないし、手術に関しても全部保障されないし」

「え、あーそうですか・・・」

「あと、この保険の最大の特徴なんですけど・・・」

「はい・・・」

「癌がはじめて告知されたら」

「それ以降は生命保険代をお支払い頂かなくてもいいんです」

「はー、そうですか・・・」


こいつ、保険会社の俺のデータ何も見ないで来てるな(ニヤリ)

営業にあるまじき行為です。これで部長代理とか言ってるんじゃ

笑っちゃいます(笑)

保険会社ってどこもそうなんでしょうか・・・


いよいよ私が聞きたいことを聞いてみることにしました


「保険を切り替えるときって何か条件ありますでしょ?」

「いえいえ、たいした条件はありません」

「体調がものすごく悪いとかでなければ問題ありません」

「審査も簡単なものです」

「そうですか?でもどこかが今持病になってるとか・・・」

「そういった場合には、その部分を担保しないとか条件がつきますけど」

「そうですか・・・」

「実はですね、私癌にかかったことがあるんですよ」

「え、そうなんですか?」

「保険会社にデータが残ってると思うんですけどね」

「すいません、見てきませんでした」

「大体保険って5年経てばなんとか大丈夫なんですよね?」

「いえ、癌は特別なので・・・」

「条件付とかで変更できるんですよね?」

「いえ、癌は特別なので・・・」


癌にかかったことあると話をしたら急に引いています

明らかに引いています(笑)


「では、今の保険は継続できるんですか?」

「はい、それは可能です」

「保険金を安くすることはできるんですか?」

「はい、保険金を高くすることはできませんが安くはできます」

「そうですか」


保険屋さんは早く帰りたい光線を出してきています。

癌になったことのある人に保険に入って欲しくないんでしょうね

あからさまにわかる態度に変わりました。


「では、考えたら連絡しますね」

「はい。では私は待ちでいいですか?」

「え?あ、いいですよ」


なんだか、もうこの保険屋は私にかかわりたく無いようです

普通だったら、またご連絡させて頂きます。

とかで営業終了するとおもうんですけど・・・

社交辞令だとしても、そう言うと思うんですけど・・・


この人は、もう電話してこないそうです。


まあ、企業としては利益を追求するのですから

損するかもしれない人を保険に入れたくないのも

当然かもしれませんが・・・


ちょっと失礼なやつだなぁと心の中で思っちゃいました。

生命保険屋が冷たくなった瞬間です。




【おまけ】


新しく生命保険に入れないであれば今のまま

続けていくしかないですし・・・


3年後から保険金が倍になるんですよね・・・

支払いきれない金額なので、切り替えのときに保険金を

下げるしかないと思っています。


生命保険は下げておいて、県民共済とかも考えてみたいと思います

入れる条件を良く見てから考えます。