10月20日
石鎚山系連帯事業協議会環境安全対策分科会主催の石鎚山成就社 黒川谷清掃ボランティアに参加してきました。
総勢60名余りの参加者で、黒川谷に投棄され今もたくさん残るゴミを拾い集め、石鎚山ロープウエイ下谷駅まで下ろす作業のお手伝いをしました。
昔は、成就ででたゴミは黒川谷に投棄していたようです。
ロ-プウエイで山頂駅まで行ってから、成就社まで続く道の途中で右に折れ、細い急な坂道を下りていき、ゴミが待つ谷方向に下っていきました。
当日、谷周辺は霧がかかっていて見通しは良くはなかったですが、少し下ると、大きな桂の大木が立っていました。
根元あたりから何本にも分かれた大きな木が束ねたように立ってるのがわかりました。
急な斜面で、人があまり立ち入らない場所なのか、大きなトチの木などの古木ものこる原生林がありました。
桂の大木のあるあたりから少し下がっていくと、ジュースなどの空き缶や空き瓶が方々に転げ落ちていました。
落葉や土で埋もれかけていたり、一部が表面に出た状態のゴミが沢山ありました。
短時間でこんなにたくさんのゴミを集めました。
参加者全員が、山道に沿って一列にならび、手渡しで袋に入ったゴミを降ろしていきました。
キャタピラの付いた運搬車が通れる道まで、手渡し作業をくり返しながら、やっとの事でゴミを下まで下ろすことが出来ました。
ここからは、この運搬車で石鎚登山ロ-プウエイの頂上駅までゴミをおろしました。
皆さん、やれやれ、ご苦労さんでした。
石鎚山系には、トリカブトが自生していて今までに何カ所かで見ましたが、きれいな紫色の花を付けたトリカブトに出会えたのはここが初めてです。
山中で可憐な一輪の花を見ると、ちょっと感動です。
しかし紫色のすいこまれそうなきれいな花ですが、昔、有名なトリカブト事件がありましたが、この植物には毒があるようです。
かつては石鎚山へ行く表参道として、今宮道とともに栄えた黒川道ですが、現在、途中で道が崩壊し通行禁止になっています。
一人ではなかなか行けなくなった古道を、少しですが歩くことが出来、充実したゴミ収集清掃登山となりました。








