マーク・トゥエインの言葉を知りました
『赦しとは
踏みにじられたスミレの花が
自分を踏みにじったかかとに放つ芳香である』
うーーん
すごい
私の解釈では
｀赦しとは
許せない相手に
それでも愛を送ること′
私にも許せない人がいて
でもその反面
その人にすごく感謝していることがあると
ここ2、3年気付いて
それは
〝私を放っておいてくれること″
もう10年近く
会っても話してもいなくて
連絡もしていない
よく考えたら
私は携帯番号もアドレスも変えていないから
連絡してこようと思えば
いつでもしてこられるはず
なのに
10年近く連絡はない
私はこの事にとても感謝しています
ふつうだったら
冷たい、とか
やっぱり私は愛されてない、とか
捉えると思うんだけれど
私はこの事でとても静かで
心穏やかな日々を送っています
だって私は
ずっとずっと放っておいて欲しかった
何もしないで欲しかった
私を私じゃない人間に
しようとしないで欲しかった
私を〝自分の檻″に
押し込めようとしないで欲しかった
自分だけが正しいと
思わないで欲しかった
これ以上
私を傷付けないで欲しかった
私はずっとずっと
あの人の喧騒の中にいた
放っておいて欲しい
何もしないで欲しい
それが私の密かな
切実な願いだった
彼がどんな想いかは知らないけれど
私を放っておいてくれている事に
私は感謝しています
その関係を知りつつ
そっとしておいてくれる周りの人たちにも
だって
私が一番欲しかったものを与えてくれているのだから
だからこそ今の私は
彼が幸せであればいいなと思うし
ふんわりした愛を送ることができるようになりました
親子だからといって
うまく心が通じ合う訳ではないし
離れているからこそ
幸せでいられる親子もいる
私にとっては
自分が〝踏みにじられたスミレの花”でも
彼にとっては
自分が〝踏みにじられたスミレの花”
かもしれないしね