鎌倉の『キャリアコーチ』 小林隆一のブログ -11ページ目

鎌倉の『キャリアコーチ』 小林隆一のブログ

キャリアデザインファクトリー代表の『働く』をテーマとしたブログです。しあわせな『働く』をカタチにするキャリアデザインファクトリー。そのモットーは「やりたいことを仕事にしている人は自分らしく幸せな人生をおくることができる!」です

イギリスで18世紀後半にはじまった産業革命は、大量消費市場をつくりだし、消費や富の獲得に対する強い欲求を生み出しました。



日本でも第二次世界大戦の敗戦後、高度経済成長を経験し、贅沢や物質的な豊かさを求めた時代がありました。今なお、この価値観が支配的ですが、「ワーク・シフト」は未来の世界を予想し、あらたな働き方へ「シフト」を我々に投げかけています。



この本では2025年、グローバル化が進展、テクノロジーが進化して世界が一体化し、コンピュータが雇用を奪う時代となり今以上にその他大勢との差別化が必要となる、また長寿命化にともない職業人生が長くなると予想しています。



さらに容易に手に入るエネルギーが枯渇し、しかも中国・インドなどでエネルギー需要が激増する結果、エネルギー価格が高騰する、その影響を受けて、モノの輸送や人の移動を減らす必要性が大幅に高まるとも言っています。



こうした未来に対し、3つの働き方の「シフト」を提唱しています。



ゼネラリストから連続スペシャリストへ(知的資本)

グローバル化が進展、テクノロジーが進化して世界が一体化して競争が激化し、今以上にその他大勢との差別化が必要となり専門知識と技能を高める必要がある。また職業人生が長くなる未来の世界ではいくつかの専門技能を連続的に習得していく必要がある。



孤独な競争から協力して起こすイノベーションへ(人間関係資本)

未来においてイノベーションと想像の価値が高まることを考えると、バーチャルなコミュニティや専門分野で同じ志をもつ多様性のある人的ネットワーク、また孤独が深まる未来においては人間同士が触れ合いやすい環境(自己再生コミュニティ)に暮らすことが重要になってくる。



大量消費から情熱を傾けられる経験へ(情緒的資本)

物質的な「豊かさ」や「贅沢」ではなく「幸せ」や「再生」に職業生活の価値を置くことになっていく。誰もが自分の価値観と信念に沿った有意義な経験に基づいた人生のストーリーを描ける可能性がある。



この本で伝えようとしているメッセージは、キャリアデザインファクトリーのビジョンでもある「好きな仕事に就いて、幸せな人生をおくる」ではないかと思います。テクノロジーの進化は止まらないものの、新しいテクノロジーが覆う未来で、いかに産業革命前の最小生活単位である家族を大事にし、コミュニティに貢献していくか、その結果幸せな人生を送れるかを提案しているのではないかと思います。



第二次世界大戦後、日本の目覚ましい経済成長をとげた陰で失われていった家族関係や「足るを知る」気持ちで毎日、質素倹約な生活をすることなどライフスタイルを見直し、今一度、自分が理想とするライフスタイルにあった職業の選択を行う必要があるのではないでしょうか。



私も昨年、地元鎌倉で人生を送ることを決意し、我が家を構えました。地元への貢献や今までの恩を地域に還元したいと考えています。そう考えると、



海外出張や毎日朝から晩まで仕事をしている今の生活から、すぐにでもやりたいことへの「シフト」が必要だと思いました。この本を読んで、「やりたいこと」と「やっていること」のギャップをあらためて認識、自分を内省するより機会を与えてくれました。