4回目。ぎりぎりだったが同意6人で可決。当然俺とビャクヤがいるため失敗となる。
二人外さなければならないという厳しい条件を見事クリアした。
おかげで、俺とビャクヤの疑いは確定的…だが。
俺の狙いはそこにあった。
その狙いは席順だ。
「トウコ」「ビャクヤ」「ジェノサイダー」「ハイジ」「シロクマ」
この席順がポイントだ。
人は、感覚でひとまとめにしたがる生き物だ。
なので、疑いがかかっているエリアが怪しいという錯覚を生む。
しかし、それこそまやかしなのだ。
この疑われているエリアに「希望側の人間」は二人だけなのだ。
次は5人選ばないといけないという条件なのに、この疑わしいエリア以外を選ばないとなると…必ず負ける。
しかも残りメンバーにはいわくつきの「ヒロコ」と、いままで一度も選ばれていない「マコト」が5人の中にいる
この二人を選ぶのは…かなり厳しい。
シロクマ「じゃあ、この5人にする」
選ばれたのは「ジェノサイダー」「シロクマ」「トウコ」「タイチ」「コマル」…しかしこれはジェノサイダーとシロクマがいるので否決となった。
ヒロコ「じゃああたしは…」
「ビャクヤ」「トウコ」「ジェノサイダー」「タイチ」「コマル」これもビャクヤ、ジェノサイダーが怪しいという理由で否決。
そして「タイチ」
タイチは悩んだ末「タイチ」「トウコ」「ビャクヤ」「コマル」「ユウタ」を選ぶ。
しかし、これもビャクヤがいるため却下となる。
そろそろだな…
リーダーはめぐり、「ユウタ」の出番となる。
ここで最後までとっておいた切り札を使う。
「…タイチとユウタはまず確定だよね」
ユウタ「え?」
一見もっともらしい発言をする。
そう、これでタイチに疑いをかけさせるのだ、そしてもう一つ。
「そういえば、マコトもいけるんじゃない?一度も選ばれてないってことは、もしかして正解なんじゃない?」
ユウタ「え、えっと…」
そう、かき乱すということだ。
ここまでマコトはおとなしくしてくれていた…これを使わない手はない。
疑いをあらゆる方面でかけさせることで、議論を乱すのだ。
そして、俺の狙い通りの言葉が来た。
『時間が厳しいので、ユウタさんのリーダーがパスとなった場合次のマコトさんまでとさせていただき、マコトさんが決めたものは否決できないものとします』
計画通り…。
全ては俺の計画通りにことは運んだ。
案の定ユウタが選んだのは…「ヒロコ」「トウコ」「タイチ」「コマル」「ハイジ」これも秘訣だ。
そして…俺の待っていた最高の言葉が来た
マコト「あの…僕一度も押してないから最後は僕も押していい?」
それはマコトのささやかな勝利宣言だった。
だ…だめだ…まだ笑うな…こらえるんだ…
押し終わって40秒くらいで、みな絶望する…。
35秒…35秒で勝ちを宣言しよう…。
マコト…よくやった…。
※勝利宣言のイメージ
31…32…33…34…35
「僕の勝ちだ!シロクマ!!!」
40!!!
※実際
召使い「さすがだね、希望の戦士たちの勝ちだよ」
俺の華麗なる勝利宣言をおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!
こいつ…奪い取りやがった!!!
…え?なぜシロクマなのかって?
決まっている。やつが「レジスタンス」だからだ。
もはや確定的だった。
まず議論を深めている「トウコ」は白。トウコの発言は的を射ていたが、敵を把握している言い方ではない。
「ジェノサイダー」も白だった。ジェノサイダーは選択の際に間違えた相手を選んでいるからな。
そして、あと一人で勝ちという場面で自分はともかく疑いのかかっている「ジェノサイダー」を選んだのは「シロクマ」の間違いだ。それで俺は確信した。
さらには「ユウタ」「タイチ」「コマル」3人とも間違えた相手を疑うことが何度かあったが、「シロクマ」はかなり正確に希望側を疑っていた。
と言うことは、シロクマは誰が希望側かを知っているということだ。
かくして、俺たちはレジスタンスを言い当てた上に3回の攻撃も失敗させたことで、勝利をしたのだった…。
だが…。
機関はどうやら俺たちに恐れをなして、逃げてしまったようだ…。
「俺だ。ああ逃げられてしまったよ…だがまだ、戦いは始まったばかりだっ!!」
って…
「まゆり?まゆりーーーー!!!どこ行ったーーーーー!!!!」
一方その頃
「だから、まゆしぃは透明になっていたのです」
「だからねぇ、途中で侵入したんでしょ?透明になるなんてばからしいわ」
透明スーツの電池が切れ、姿が出てきてしまったまゆりは係りの人に連行されていた…。
