shiro's nest -88ページ目

『カイダン』との戦い

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目の前にある階段が、
私に挑戦している。

確証はない、だが、私は戦わねばならない。

この階段と戦わねばならない。
存在を賭けるというのは至って生半可なものなのだ。

靴の紐は万全だ。
足の筋肉が発生させるトルクを、余すことなく伝えるだろう。

心臓の音は工作機械を思わせ、肺の呼吸を乱す程に荒ぶる。

我らの間には壁はない。あるのは私と階段だけだった。

スタートの音はない。だが、確かにスタートだったと思う。


私は敗れた。

敗因は惨めな丘の上。

くろ

楽しいんだぜ!

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キチガイをキチガイと呼び 背中を押され 地面に叩かれ せっかくアスファルトの下ろし金と仲良くなたのに 横から差し込んでくる手や爪先や足裏や肘や 肘? 肘は跪いて? あぁ、違う。 飛ぶんだ とにかく せっかく仲良くなった下ろし金に カリガリ ガリガリ 削られてみてる だんだん 少なくはなる ザンショウか? 本体か? 本質的な問題だけに 何気に オロシマニアに囲まれて 手厚く抑えられながら、優しく肉を削る こんなあ こんなの 我らが キチガイヒーロー


楽しいんだぜ?

くろ

鍛冶屋の『ボッカー』

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鍛冶屋のボッカー、ぶっきらぼうに、
曲がった鉄をねじ伏せる。

火龍の悲鳴は荒野を焼き、
飛ぶ鳥さえも蒸し焼きに。

無口なボッカー、ムスッとするが、
腕と火龍は豪の筋。
そんじゃそこらの業物じゃ、
とうてい、かないやしねえやつ。

鬼神のボッカー、
眠らず、焦らず、ハンマーで、
笑った奴を叩き潰す。

どうか皆様、ボッカーの、

笑った顔だけぁ、見ちゃならねえ。

とうとう、奴の笑い顔、
とう、とう、ただの鬼の面だぁ。



くろ