shiro's nest -85ページ目

曇り空の足跡

070531_0024~0001.jpg
ラッパの音が鳴り響く。
ぞろぞろ出てくるのは誰か?

ライブの舞の続くなか、
さくらんぼを盗んだのは誰か?

豊かな世の終わらぬうち、
栄華を貪るのは誰か?

私のこころを汚したまま、
汚したままなのに、
平気で笑うのは誰だ?


こころのない奴は誰だ?


もう、なにもなくしてしまったよ。



しろ

星の理由を探して

060830_1526~0001.jpg
星の光は弱いから、
この指先に止まって、
クヨクヨフラフラ微睡んでる。


「ねぇ、汽車のおじさんはいないの?」

子供は無邪気で残酷だから、
僕の返事は嘘をいう。

月の光が雲から降りて、
子供の夢の天竺が、
柔らかく僕らを照らす。


月の光は弱くない。
努めて自然に扉が開く。


「バイバイ。汽車のおじさん」


月の光は強いから、
僕は瞼を痛めたらしい。

ただ熱いものがこみ上げた。


しろ

サドガシマン

070529_0024~0001.jpg
高速道路のネズミ色。
ベタっと塗られたこの色が、
白いlineを際立たせる。

どこまでも続き、
どこまでも長い、この道は、
永遠というより、輪廻のループ。


あの速いのはフェアレディだろうか。

軽トラなんかも、走れるんだな。


疲れたならパーキングへ、
本場の玉こんにゃくが、
着色カラシとお楽しみ。

のんびりしてて、
待ちぼうけの娘は、おかんむり。

まぁまぁ、別に今日だけじゃないけど。


そう、道の途中で見えていた、
赤い車はどうしたろうか。

道なき道を、確かにあれは走っていた。

僕は本当に道を走っていたのだろうか。


考えてみる。
カラシの袋を見つめながら。



しろ