shiro's nest -74ページ目

空色綿飴

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快晴の空はもったいなくて

綿飴をつけて食べようとしたら

たちまちブルーが霞んでしまう


手の届かないものだって?

高望みだって?

わかっていても

僕らはいつも綿飴を持ち

精一杯の背伸びをする


あぁ そうだ


気づいたときには もう遅い

空一面の綿飴が 悲しそうに見下ろして

短く何かを呟いた



信じない子は別にいい

綿飴嫌いもそうすればいい


いつまでも あると思うな空と綿飴





しろ

リピート アフター ミー

繰り返す。手をつなぐ、足元を見る。

繰り返す。手の握り方を変える。足を組むのを止める。

石ころを蹴飛ばすように、吸い殻を蹴飛ばすように、
それが、それだけじゃないすべてが、全てで、
切り離していいものなんて、これっぽっちもなかった。

襟を立てる、首をtie。馴染まない混紡と仲良くする。
すべてでない、そんな習慣がすべての一部になる。

繰り返す。全てじゃない笑顔で。手をつなぎ、足元を見てみる。

それが幸せな人がいて、それが幸せと言い切れない僕がいる。
だけど、それが全てで、そんな幸せが全てだって人だっている。

特別な人がいる。僕にとって足と手を必要とする人がいる。
それが全てだって言う僕がいる。
こんな奴って大人で気に入らない。
だけど、こんな自分もいる。そんな「気付き」って新しい。

襟を立てる、首をtie。新しいのが置いてある。
手に取る自分を鏡で見る。こんな男がいたっていいじゃん。


しろ

小川に流れるセレナーデ

雨の日にありがとうを言う

晴れの時でも、雲の時でも、ましてや雪の日でもなく

雨の日にありがとうを言う

雨粒はポンポンと肩を叩き、すぐに流れていなくなる


大事なことを雨の日に言う

簡単な僕らのルール

消えない優しさの雫

照れ隠しの面影だけ、小さな小川の水面にヒョイと消えた



しろ