花の香
惨めな高原の花
誰にも愛でられぬ 孤高の処女
勘違いなステップで潜り込む若人
若さは溢れるものの
気にも留めぬ無邪気さで
草とも 花とも知らず蔓を引く
確かな女の香を残し
朽ちゆく花の なんと美しいことか
しろ
誰にも愛でられぬ 孤高の処女
勘違いなステップで潜り込む若人
若さは溢れるものの
気にも留めぬ無邪気さで
草とも 花とも知らず蔓を引く
確かな女の香を残し
朽ちゆく花の なんと美しいことか
しろ
ドッペルゲンガー
友よ、あなたはこう言った。
『この垂直の崖を走って降りることができたなら、
私は生きることにしよう』
友よ、私はこう言った。
『この崖を下ろうとする友よ、
この崖を下れようはずもない。
たちまち滑落してしまう。
友よ、あなたはなぜ降りるのだ』
友よ、あなたはこうも言った。
『この大河を泳いで源流まで遡れたら、
私は生きる希望をもとう』
友よ、私はこう返した。
『この大河に挑もうとする友よ、
大河の河口は渦が巻く。
どんなに泳ぎがうまかろうと、
誰しも渦を越えられまい』
友よ、どうして挑まなかった?
友よ、私のせいにするのだろうか?
軽挙妄動にその身を預ける、わが友よ、
そろそろ帰ってこい。
私の半分を埋めておくれ。
友よ、今度はあなたの思うとおりでいい。
共に生き、共に朽ちよう。
カケラのハートマークじゃ、誰にも、何も返せないんだよ。
しろ
『この垂直の崖を走って降りることができたなら、
私は生きることにしよう』
友よ、私はこう言った。
『この崖を下ろうとする友よ、
この崖を下れようはずもない。
たちまち滑落してしまう。
友よ、あなたはなぜ降りるのだ』
友よ、あなたはこうも言った。
『この大河を泳いで源流まで遡れたら、
私は生きる希望をもとう』
友よ、私はこう返した。
『この大河に挑もうとする友よ、
大河の河口は渦が巻く。
どんなに泳ぎがうまかろうと、
誰しも渦を越えられまい』
友よ、どうして挑まなかった?
友よ、私のせいにするのだろうか?
軽挙妄動にその身を預ける、わが友よ、
そろそろ帰ってこい。
私の半分を埋めておくれ。
友よ、今度はあなたの思うとおりでいい。
共に生き、共に朽ちよう。
カケラのハートマークじゃ、誰にも、何も返せないんだよ。
しろ
地平線を追いかけて
ただ訳もなく走り出す
駆け足のテンポはエンドレスなマラソンスタイル
麦藁帽子を追い越して ビーチサンダルはほっぽりなげて
駆け足は段々速くなる
ダックスを追い越して ボルゾイに追い付いて
エアプレーンにブンブンと手を振って
追い越す必要がなくなると どこにいるのかわからない
ジャック・マイヨールはあれほど潜った海では死ななかった
あんなチキンゲームはすべきじゃなかった
孤独だったんだ
ひとりじゃ進む理由もない
深海の孤独
真理は砂漠みたいになにもない
やっとわかる 物分かりの悪いランナーにも
僕には翼がなかった
僕はこの星で一番のランナー
翼の生えない普通のランナー
限界はある かりそめの限界は延ばせる
それだけなんだ
ただ走れ
目の前が真っ白になるまで
光に届くように
原子に帰るように
しろ
駆け足のテンポはエンドレスなマラソンスタイル
麦藁帽子を追い越して ビーチサンダルはほっぽりなげて
駆け足は段々速くなる
ダックスを追い越して ボルゾイに追い付いて
エアプレーンにブンブンと手を振って
追い越す必要がなくなると どこにいるのかわからない
ジャック・マイヨールはあれほど潜った海では死ななかった
あんなチキンゲームはすべきじゃなかった
孤独だったんだ
ひとりじゃ進む理由もない
深海の孤独
真理は砂漠みたいになにもない
やっとわかる 物分かりの悪いランナーにも
僕には翼がなかった
僕はこの星で一番のランナー
翼の生えない普通のランナー
限界はある かりそめの限界は延ばせる
それだけなんだ
ただ走れ
目の前が真っ白になるまで
光に届くように
原子に帰るように
しろ

